2014年5月18日日曜日

恩讐の彼方に

母は,この1月で81歳のビギストになりました。
東方神起との「再会」を目前に控え,渾身の力を振り絞って,奇跡的に永らえた命の灯を消すまいとしています。


こちらのブログを閉じてからわずか数年ですが,随分と長い月日がたったような気がします。
わたくし達の国,日本は東日本大震災,そして未曽有の原発事故に見舞われ,政治も経済も混沌を究め,時代の閉塞感には凄まじいものがあります。

宇宙の歴史の中で一瞬のきらめきが人生であるならば,何の執着も意味を持ちませんが,わたくし達の悲劇的な人生にも,悲しみを宥め癒してくれるさまざまなかたちの人間愛があります。人生の終焉を迎えようとしている母にとってはそれが東方神起です。

いのちは儚く,生きることに意味はあるのかと自問しない人はいません。
わたくしは無神論者ではありません。
意味はあると信じています。
そして,今その意味を実感しています。

ありがとう,東方神起。