この3日間,早朝からコンビニに走る母に代って,雨模様の今朝は
私が走りました。 ジャージに着替え,いかにも早朝ジョギングの風を
装ってはいるものの,まっすぐにレジ横の新聞コーナーに直進し,
スポーツ新聞を買う女性はそうそういません。
かすかな羞恥心を抑えつつ,このところすっかりおなじみになった
青見出しの日刊を取ろうとしたら,同じく青見出しのスポーツ紙を
発見,しかもその見出しに聞き捨て(読み捨て)ならぬ大文字が
踊っている。しかもしかもその横にガッツポーズの東方神起の写真!
「ジャニーズ 韓流に 敗北」
「アイドル王国」のジャニーズ事務所が,韓国の人気アイドルグループ
「東方神起」と「BIGBANG」の2大勢力のパワーに劣勢となっている。
「日本のアイドルグループなら潰すこともできますが,相手は韓国。
しかも日本の所属レコード会社はこれまでジャニーズに泣かされて
きたエイベックスとユニバーサルミュージク。一歩も引く気はありま
せんからね」(芸能プロ関係者)
韓国のSMAPといわれる5人組の「東方神起」が日本でデビューした
のは2004年のこと。それ以降,ファンは年々激増して今ではファン
クラブの会員は17万人を突破した。ジャニーズの「嵐」や「NEWS」
「KAT-TUN」あたりでは太刀打ちできないほどの勢いがある。
≪中略≫
ジャニーズを知る音楽プロデューサーは,
「これまでライバルがデビューすると,ジャニーズは,メディアに対して
目に見えない圧力をかけてライバルの台頭を阻止してきた。それが
今度は韓国のグループでは手の打ちようがありません」と指摘する。
何があっても日本芸能界で無敵といわれる「アイドル王国」を揺るがす
のは意外にも「韓国パワー」かもしれない。
(2009年7月29日付 九州スポーツより)
そもそも「韓流」とひとくくりにされているところから信憑性に疑問が
あります。ジャニーズ相手に勝った負けたはよしとして,このところの
東方神起,飛ぶ鳥も落とす勢い(古典的表現ですみません)である
ことは間違いありません。だからこそ,日刊スポーツが前宣伝まで
して特集記事を組み,それに便乗して?九州スポーツまでこのような
扇情的なトン記事を載せ,76歳の母を小躍りさせるのです。
トンペンはどんな記事であろうが,真偽のほどはさておいて買うの
です,そこに写真があって「東方神起」の4文字がありさえすれば。
それが17万のトンペンの底力?であります。
さて,ジャニーズの次の戦略を,実は私も密かに考えていました。
「いつから?」
「嵐を抜き去りオリコン1位になった時からです!」
「ほーぉ,何のために?」
「松浦社長に教えるためです!」(笑)
ジャニーズ事務所は考えているはずなのです。
「う~ん,このままでは東方神起にやられてしまう。
なんとか次の一手を打たねば。
よしっ,うちも歌って踊れる真の実力派グループを作ろう!
全員がアカペラでも歌える歌唱力と,ダンスパフォーマンスが
できる能力をもつ,心技体揃った新しいアイドルを!」
しかし・・,かんたんにはできません・・・。