2009年12月12日土曜日

私たちはどうなっても。

閻魔大王は眉をひそめて、暫く思案に暮れてゐましたが、やがて何か思ひついたと見えて、
「この男の
父母ちちははは、畜生道に落ちてゐる筈だから、早速ここへ引き立てて来い。」と、一匹の鬼に云ひつけました。
鬼は忽ち風に乗つて、地獄の空へ舞ひ上りました。と思ふと、又星が流れるやうに、二匹の獣を駆り立てながら、さつと森羅殿の前へ下りて来ました。その獣を見た杜子春は、驚いたの驚かないのではありません。なぜかといへばそれは二匹とも、形は見すぼらしい痩せ馬でしたが、顔は夢にも忘れない、死んだ父母の通りでしたから。
「こら、その方は何のために、峨眉山の上に坐つてゐたか、まつすぐに白状しなければ、今度はその方の父母に痛い思ひをさせてやるぞ。」
杜子春はかう
おどされても、やはり返答をしずにゐました。
「この不孝者めが。その方は父母が苦しんでも、その方さへ都合が好ければ、好いと思つてゐるのだな。」
閻魔大王は森羅殿も崩れる程、凄じい声で喚きました。
「打て。鬼ども。その二匹の畜生を、肉も骨も打ち砕いてしまへ。」
鬼どもは一斉に「はつ」と答へながら、鉄の
むちをとつて立ち上ると、四方八方から二匹の馬を、未練未釈みれんみしやくなく打ちのめしました。鞭はりうりうと風を切つて、所嫌はず雨のやうに、馬の皮肉を打ち破るのです。馬は、――畜生になつた父母は、苦しさうに身をもだえて、眼には血の涙を浮べた儘、見てもゐられない程いななき立てました。
「どうだ。まだその方は白状しないか。」
閻魔大王は鬼どもに、暫く鞭の手をやめさせて、もう一度杜子春の答を促しました。もうその時には二匹の馬も、肉は裂け骨は砕けて、息も絶え絶えに
きざはしの前へ、倒れ伏してゐたのです。
杜子春は必死になつて、鉄冠子の言葉を思ひ出しながら、
かたく眼をつぶつてゐました。するとその時彼の耳には、ほとんど声とはいへない位、かすかな声が伝はつて来ました。
心配をおしでない。私たちはどうなつても、お前さへ仕合せになれるのなら、それより結構なことはないのだからね。大王が何とおつしやつても、言ひたくないことは黙つて御出おいで。」
それは確に懐しい、母親の声に違ひありません。杜子春は思はず、眼をあきました。さうして馬の一匹が、力なく地上に倒れた儘、悲しさうに彼の顔へ、ぢつと眼をやつてゐるのを見ました。
母親はこんな苦しみの中にも、息子の心を思ひやつて、鬼どもの鞭に打たれたことを、怨む
気色けしきさへも見せないのです。大金持になれば御世辞を言ひ、貧乏人になれば口も利かない世間の人たちに比べると、何といふ有難い志でせう。何といふ健気な決心でせう。杜子春は老人の戒めも忘れて、まろぶやうにその側へ走りよると、両手に半死の馬の頸を抱いて、はらはらと涙を落しながら、「お母さん。」と一声を叫びました。……





芥川龍之介の「杜子春」の一節です。
ファンミーティング中止の一報を受けたとき,小学生のころに読んだこの物語が記憶の底から突然よみがえりました。


欲得ずくの人間社会に愛想が尽き,仙人になることを願った杜子春。
どんなことがあっても声を出さないことを条件に,次々と襲いかかる魔性の試練に耐えるのですが,業を煮やした閻魔大王が,今は亡き彼の父と母を目の前に引き据え,激しく鞭打ちます。馬に姿を変えられているとはいえ,紛れもなく自分の親が苦痛にのたうちまわるのをみた杜子春。それでも仙人になりたい一心で必死に目を閉じ,声を出すまいとします。そんな彼の耳にかすかに届く懐かしい母の声。
息も絶え絶えになりながらも,最期まで我が身をいとわぬ母。馬となり畜生として鞭打たれても息子の幸せだけを祈るかなしい母。


子ども心にも深く印象に残った一場面でした。


この場面を思い出したのはきっと,こんなお便りを頂いたからです。


これから東方神起がどうなるのか・・・心配ですね。ファンや家族や事務所のものではない、誰のものでもない・・・自分達の人生です。
思ったとおりに生きて欲しいと思います。(それができないから辛いのかもしれませんが・・)
なにより皆が幸せであって欲しいと願います。



幸運にも神戸のファンミに当選し,1月を心待ちにしていた母に,どうやって中止を伝えようか随分逡巡しました。
しかし,電話の向こうの母の声は思いのほか冷静でした。もちろん,悲しくないわけなどないのですが,こんな状況の中では無理だと思っていたと言いました。5人の中さえよければそれでいいと答える母に,この方のメッセージを読んで聞かせました。


即座に「そのとおり,そのとおり,それだけのこと。」ときっぱり言ってのけたその声は力強く,神戸のことなど全く心にないかのようでした。同じ思いのトンペンの方々の存在が今の母を支えているとしか思えません。東方神起を待ち望むトンペンの想いはまさに杜子春の母の想いではないのでしょうか。



2009年12月7日月曜日

東方神起ファンの皆様へ

思いがけないMUSIC JAPANの放映に感謝の気持ちを込めてNHKへお礼状を出した後,たくさんの皆様から励ましの言葉をいただき,ユノハルモニは少しずつ元気を取り戻しています。今日は,温かいご声援をお送りくださった皆様に宛てて母が綴った文章を読んでいただければ幸甚です。
(SYNCLの記事と同文です)


東方神起ファンの皆様,どのようにお過ごしですか。





突然,予想だにしなかったことが起きて,嵐の中に放り出されたような悲しみと不安に心病んでいるわたくしです。


どうして東方神起がこうなってしまったのでしょうか。その理由などわたくしたちにわかるはずもなく,疑心暗鬼の日々です。自分に問うています,「なぜこんなに心をいためてまでその道を行くのか」と。


私ごとで恐縮ですが,かつて大病をしたわたくしはいまだに様々の後遺症に悩まされております。さりながら,これも生きている証だと納得しておりました。


そんなわたくしに神の手が舞い降りたのです。ある日のこと,痛みが消え,食事がすんなり通るようになったことに気付きました。どうしたんだろうと首をかしげたとき,自分の胸に赤々と燃えている灯にはっとしました。この灯こそ東方神起がくれた希望の灯だったのです。驚きに近い思いと感動に包まれました。一日中見ていても飽きない5人の美しい姿,歌声。男性にも楚々とした美しさのあることを知りました。




皆さん,お許しあれ。私はユノ命です。彼の華麗なダンス,しなやかな手足,男性的容姿。どこをとっても私には世界一なのです。




病を得てから春を待ち望む思いが強くなり,以前にもまして桜の花が好きになりました。その一番大好きな桜の花をみる思いで東方神起をみておりました。そして,この「花」には四季のないこと,枯れることも散ることもないことを喜んでおりました。花の命は短くて・・・・・・などとはわたくしには聞えません。この花が咲き誇る世を後にしてわたくしの生は終わるのだと,心満ち足りた想いでおりました。




しかし,突如として行く先が見えなくなり,迷子のごとく道の真ん中に呆然と立ち尽くしています。


今信じられるのは同じ思いのファンの方々のみです。皆様の優しさに新たな涙を流しています。ありがとうございます。どうかどうかこれからも東方神起のことを大事にしてくださいますように。そして楽しいお話をお聞かせくださいませ。ご一緒に彼ら5人の健康と心の平安を祈りましょう。

2009年12月3日木曜日

FNS歌謡祭がもたらしてくれたもの



降る雪が父子に言を齎しぬ(ふるゆきがおやこにことをもたらしぬ)  加藤楸邨




昨夜のFNS歌謡祭は,憂いに沈み言葉を喪いつつあったトンペンに彼らを語る言葉を再び与えてくれました。久しぶりに本当に久しぶりにファンとファンが語り合いの楽しさに満たされた夜。


泣きながら見ていた母のところへもお仲間から電話が入り,これまた泣きながら語り合ったそうです。


良い番組でしたね。


テレビ番組を語る時,しばしば「良質な」という言い回しが使われますが,尊大な気がしてあまり好きな言葉ではありません。しかし,今回のFNSは(前回も前々回も知らないのですけれど),正に良質な歌番組でした。こんな歌番組がいつあったのか,いつ見たことがあったのかもう記憶にありません。練りに練り上げられた番組の企画構成の素晴らしさはもとより,日本の歌謡界に,いつの間にこんなに歌唱力のある人たちが育っていたのか,その層の厚さにも驚きました。刺激に慣れて,少々のことでは驚かぬ世の中になりましたが,新鮮な「驚き」を味わった夜でした。


テレビの前に4時間(正確には,テレビを離れていてもテレビを携帯して歩きまわって4時間)。暫く破られることはない最長不倒記録です。


いきなりSMAPというのがまず予想外。
おお,そうきましたか,う~む,これではコラボも含めて2曲の東方神起も分離分割で来るかもしれぬ,いつ「投入」されるか油断できんぞぉ~っ,と出だしから焦りました。


それから息もつかせぬ(いや,瞬時に挟みこまれるCMに何度も何度も息をつきながらの)展開。選りすぐられた名曲の数々,観客がいわばライバルという心地よい緊張感のもとに繰り広げられる力のこもったパフォーマンス,熱唱。過去の秘蔵VTRも,よくあるようなただ流すだけの時間つぶしの道具ではなく,見ごたえ聴きごたえのあるものばかりでした。


母としては,一瞬の裕次郎にまずぐぐっと。
60年代,70年代,80年代,90年代と視聴者の誰もが青春の歌を懐かしんだことでしょう。
いい歌は時代を超えていいものですね,決して古くならない。
「LOVE IS OVER」はご本家の欧陽菲菲さんのコラボも聴きごたえがありましたが,美空ひばりさんのも出色でしたね。さすが,昭和のひばりです,何を歌わせても歌いこなす不世出の歌手です。


と,感心しながら久々の歌番組を堪能しつつも,頭から離れないのは東方神起の4文字。
菊池さんはじめ番組スタッフの配慮でしょうか,歌うまでに幾度も「出番」がありました。歌わないのにいきなりつるのさんと並んでご紹介,おおおおっと思ったらスルッと終わって,ホッと一息ついたと思ったら,画面の隅に映し出されるテーブル映像,ジュンス,ああユノ,ジェジュン,・・・・・・・・おおお,そっちか~~こっち,こっちも見とかなきゃ,株価は乱高下,市場は大混乱に陥ったのであります。


「ありがたいなあ,こんなに気を遣ってもらって・・」と久しぶりに訪ねた親戚の家で息子や孫が歓待を受けたときのような感謝が沸々とわきあがってきたころに,極めつけは,ああ,ああ,そこまでしていただけますか,久々のSMAPとの「共演」。


キムタクよ,ユノが出て来るまでは(世界一はマイケルですが)日本の芸能界では貴方が母のイチオシの踊り手でした。過去形でゴメンナサイ。そんな「因縁」にある貴方のあのコメントに母も私も直に手をとってお礼が言いたい!貴方をトップの位置から(勝手に)引きずりおろした母を恨むことなく,そのライバルに最上級の讃辞をありがとう!!!とくに「ミンナココロガキレイ」と言ってもらったこと,何より嬉しいひと言でした。クールな貴方から出た言葉だけに率直に受け止めました。今の状況にある彼ら一人ひとりにも心に響く言葉だったに違いありません。


そしていよいよ,フィナーレ。
彼らの出番がやってきました。
後に続くはEXILE,嵐。
彼らのポジションがわかります。
オリンピックのマラソンで「いい位置につけてますねぇ~。」というあの解説をそのまま拝借。


一番筆を極めて書くべき歌の詳細。
2曲ともワンフレーズごとに感想を書きたいくらいですが,ハーモニーを云々するよりも心をぐっと掴まれた出来事について書かせてください。
出来事というのかな,表情というべきでしょうか。そう,心に残った印象的な表情が二つありました。


一つは,「レイニーブルー」での徳永英明さんの表情です。
それまでのステージではあまり感情を出さずに歌っていた徳永さんが,トンとのコラボでは全く違っていました。とくに歌い終わった瞬間,感極まったようにトンのほうを見て何か呟いていましたね。


そのときの心の呟きをわたくしが再現いたします。
「(まず冒頭に感動のため息が入ります),なんて歌い方をするんだ,こんな歌い方ができるなんて・・・・この子たちはいったい・・・・う~ん,すばらしい!!!ありがとう,本当に楽しかったよ!」
絶対こう言ってました。徳永英明さんのお知り合いの方,間違いありません,お尋ねください。


そしてもう一つ,非常に印象的だったのがテーブルで聴き入る他の出演者の表情です。今をときめくアーティストたちが,まるで一ファンのように彼らの歌に心を揺さぶられていました。無心に近い表情でした。あんな魂のこもったハートフルなしかも美しいハーモニーを生みだせる「アイドルグループ」は日本にはいないからです。(ああ,言いきって気持ち良い)




あなた達はかけがえがない。
戻ってくるべきです。
韓国に,日本に,アジアにそして世界へ。

2009年11月30日月曜日

72さんの「こわくない」

ビギステーションをリアルタイムで視聴することはできないので,普段はあまり気に留めていませんでしたが,今回はユノとチャンミン2人のトーク,複雑な思いでドキドキしながらききました。

思いのほか,愉しそうに会話を交わす二人。チャンミンの「口撃」にユノも♪にこにこ♪たじたじ!
二人が「東方神起の」「東方神起の」と連呼するたびに,ただ素直にうれしくなりました。

そして最後に紹介されたユノのお奨めの歌(曲,歌詞,そして絵本)に,思わず耳をそばだてました。
マネージャーさんに教えてもらったというその歌の作り手は72さん。
「幸せになる」「明るい」「ぐっすり眠れる」とユノが語るその歌を聴きたくてすぐに検索しました。



「こわくない」

自分でつくってしまった ちっぽけな 箱庭の そこから
おしこめた心を 空いっぱいに広げていいきかせた

こわくない ひとりじゃない こわくない ひとりじゃない
こわくない
まばたきするあいだに 形をかえる雲
またひとり 今日もおいてけぼりだなあ
強い風にふかれたいったいどこへゆくのだろう
つぼみの花が はじめて空を知った日
その日 空は泣きだしたんだ ぼくのかわりに

わかりきってると思った  きゅうくつで灰色な 日々から
とじこめた心を 空いっぱい広げて思いだした

わかって かわって おわって また
わかって かわって
街中に溢れてる ぬけがら教えるよ
またひとつ   夢がおいてけぼりだなあ
強いフリとあきらめおぼえるために あるくんじゃない
つぼみのままで いちども空を知らずに
あの日の花が枯れていたのは  ぼくのかわりに

こわくない ひとりじゃない こわくない ひどりじゃない
こわくない

間違いだとしてもいい こころがかれないよう
またひとり いつも 傷つきやすいままでも
風にふかれて いきたい場所へあるいてゆこう
つぼみの花が はじめて空を知った日
その日 空は泣きだしたんだ あの日のぼくと同じに





YOUTUBEに72さんご自身がUPされた動画がありましたのでご紹介いたします。


はじめまして。 72です。 女の人です。 歌う事と、絵を描くことが、大好きなまま生きていたら、 いい事が起こりました。 このたび、72のCD付き絵本が、 渋谷のTSUTAYAさんに誕生です。 手にとって仲良くしてください。http://jp.myspace.com/72natsu



思いを胸の奥底に閉じ込めてかなしみすら解放できない日々を送っているユノの心にまっすぐ届く歌でした。

2009年11月26日木曜日

歌謡祭の哀感





湧いてきた感情があまり好ましくないものであるときに,それを言葉にすることは

よしとしません。

ことにブログや掲示板のようなネット上の書きこみは,このむと好まざるとに関わらず,

不特定多数の方が受け手となるメディアです。自分の感情に走り,独断に傾き,

無責任に言葉を投げ出してはいけないと胆に銘じてはいます。


しかし・・,今夜は氷川きよしさんが登場した瞬間,呆気にとられてしまいました。

もちろん,氷川さん自身には何の落ち度も他意もなく,ましてや彼は福岡出身,

デビュー当時から応援している気持ちの良い若者です。



が,しかし,だからこそ,しかしです。

あの編集に憤懣やるかたないと記せば,せっかく出演交渉していただいたのに申し訳

なく,かといってこのまま出演できて良かったねと終わりたくはなく。



ミヤネ屋取材の5人の様子,そうしてこの本番の演出構成,そっとしておいてあげた

ほうがよかったのかと悲しくなったことを,そう思った誰かの代わりに書こうと思い

ました。独りよがりかもしれませんが,母は悲嘆に暮れていたので,母の思いを代弁

するブログとして,今日は進まぬ気持ちを奮い立たせて書き込みました。



八木重吉さんの詩を思い出しました。


愛のことばを言おう

ふかくしてみにくきは

あさくしてうつくしきにおよばない

しだいに深くみちびいていただこう

まずひとつの愛のことばを言いきってみよう




祖国では一緒に行動することすら不可能な状況にある5人が,海を超えた瞬間に

何事もなかったかのように幸せそうにふるまうことなんてそれこそ偽りです。

ありのままのあなた達の想いが画面から伝わって胸が痛くてしかたなかったけれど,

それでも,ステージをつとめあげた5人の仲間たち。

甲子園球児に負けないよ。

あんなに劇的でなくヒーローインタビューもなかったけれど。

感情も言葉も表に出せない束の間のステージだったけど,

胸の奥にとどめてこらえて声だけを振り絞って,頑張ったよ,本当に頑張ったよ。



今夜の東方神起の眠りのうえにどうかどうかひとときの安らぎがありますように。

2009年11月23日月曜日

紅白出場,御礼申し上げます。






(以下,synclと同文の記事です)

第60回NHK紅白歌合戦
出場 2回目 東方神起



長い長いトンネルに入ってしまい,遠くから光が差し込んでいるはずっだのに

いつまでたっても出口が見つからない。もうずっとこのままこのトンネルを出

ることはできないのだろうか,トンネルは幾つにも枝分かれしていてどの道を

進めば目指す出口に辿り着けるのか迷いは深く,真っ直ぐに進むことさえため

らわれるときもあった。それでも前に進みづつけるしかなく,いつか眩しい青

空の下へ飛び出せる日を信じづつけるしかなく,息苦しいトンネルの中で,共

に手探りで傍らを歩いている友の足音を聴きながら,励ましの歌声に勇気づけ

られながら,苦しい日々を歩き続けてきた,東方神起を愛するすべてのひとた

ちのことを,今,想っています。



ようやく,一筋の光明が射してきました。

トンネルの出口に辿り着いたわけではありません。

しかし,もう真っ暗ではありません。

闇の中に,くっきりと鮮やかに5人の姿が浮かび上がっています。



NHKへ手紙を出したとき,母の心は暗く塞がっていました。

世間の荒波に翻弄されている5人が不憫で不憫でなりませんでした。

母はよく言っていました。

「日本に来たら誰か優しくしてくれる人はいるのだろうか。つらい目にあったり

していないのだろうか。」

東方神起に会わせてくれる人よりも,東方神起に優しくしてくれる人が

母にとっての恩人です。



NHKの番組制作に携わっておられる方々,紅白の関係者の方々,そして日本での

活動を支えてくださるエイベックスの方々,今日は溢れる感謝を言いつくす言葉を

もちません。



まことしやかに解散報道が流れたとき,母はもう生きる希望がないと言いました。

来年までは生きられないと言いました。

ひとさまは笑うかもしれませんが,東方神起は年老いた母の希望そのものです。



年が明けたらすぐに母は77歳になります。

77歳のビギストにしてくださり,本当に本当にありがとうございました。

2009年11月21日土曜日

76歳の青春


≪FNS歌謡祭≫

12月2日 19:00~(フジテレビ)


ベストヒット歌謡祭

11月26日 19:00~(日本テレビ系列)





『考えるヒント』の中だったと思いますが,かつて小林秀雄がこう述べていました。

「年をとっても青春などというのは私には意味をなさない」と。

正確には覚えていませんが,印象に残る言葉でした。


或る意味,頷くところはありますが,今夜はあえて小林秀雄翁に反旗を翻したいと

思います。

老年を迎え,孫と同世代の東方神起が舞い降りて青春回帰の日々。

しかし,ここにきて,失意の毎日。

敢え無く色あせて行く老年の青春。


しかししかし,今日どん底から救いあげてくれた神の手。

遂に東方神起,5人揃って東方神起の東方神起が,5人揃って二つの歌謡祭に

出場決定。


あれほど好きだった花火大会に連れて行っても晴れることのなかった母の気持

ちが,今夜は青空の下に広がる満開の向日葵畑のように,どこまでもどこまでも

晴れやかです。


夕食後も何度も電話がありました。

「ユノの写真を眺めているよ。」

「みんな,よくがんばったねえ。よくがんばったねえ。きつかったねえ。」

涙声でそう言いながらまた泣き出しました。


最後の電話は久しぶりの晩酌の途中でした。

今日からまた愉しい晩酌を始めるのだそうです。


ご尽力いただいた皆様に,母になり替わり,この場をお借りして深謝申し上げます。

本当に本当にありがとうございました。

母の青春がまた蘇ります。

2009年11月19日木曜日

MAMAに出演するのでしょうか




3人だけでの出演になるのでしょうか。

所属事務所・SMエンターテインメント(以下SM)との間で、専属契約を
めぐってトラブルで話題の人気アイドルグループ「東方神起」のユチョン
(ミッキー)、ジュンス(シア)、ジェジュン(ヒーロー)。渦中の3人が
SM所属歌手が不参加を決めた「Mnet Asian Music Awards」(以下MAMA)へ
出演することが19日分かった。


記事全文はこちらから



NHK『MUSIC JAPAN presents 東方神起スペシャル』の再放送に沸いた我が家。

遠い故郷の母とそのお仲間の「60代~70代トンペン」,昨夜は青春時代以来の

積極的完徹(完全徹夜)だったそうです。

年をとると,なかなか寝付けないものですが,眠くなかったのではなく,全員,

どうしても眠るわけにはいかず,朝からずっと愉しみにその時間を待ちうけて

いたのでした。

若者にはなんということもない時間帯の深夜放送。

だいぶ,身体に応えたはずですが,血圧上昇もなんのその,至福のひとときを

過ごしたそうです。



そうして一夜明けた朝,お仲間の一人(ユチョペンです)と,しみじみこう

語り合った母。

「東方神起はまたきっと戻ってくるだろうけれど,それまで寿命がもつかなあ。」

もっと若ければ,どれだけでも待てるし,これくらいのブランクは何ともないけれど

明日のこともわからぬ身にとっては一日千秋の想いです。



お昼からは,同じユノペンのお仲間と,それにしてもユノのおかげで,どれだけ

寿命が延びたことかと,その振付を真似しながらユノ談議に花が咲いたのでした。


早く帰ってきてください,ユノ,ジェジュン,ジュンス,ユチョン,チャンミン,

5人の東方神起。

2009年11月12日木曜日

NHKに宛てた手紙

5人の紅白歌合戦への出場を祈念して,実家へ帰った母がNHKへ

手紙を出しました。関係者の方の目に留まることを願っています。



前略

ご多忙のところ申し訳ございません。

実は11月18日に東方神起がNHKに出演と友人から教えられ,飛び立つ思いと

感謝の気持ちを込めてペンをとりました。彼ら5人の歌とダンスに魅せられて声援を

送り,その健康を願い続けてまいりましたが,突然テレビの前から姿を消し,悲しみに

くれておりました。

周囲に多いファンの人たちと嘆いておりましたが,今生き返った心地です。

ありがとうございます。

どうか紅白にも出場できますようにと祈っております。

彼らの上に優しさをください。

孫を案ずる心境です。

テレビ番組に東方神起の名があると,こんな田舎でも騒々しくなります。

紅白に出られますように祈りを込めてペンを置きます。

益々のご発展を祈り上げます。



                          76歳のビギストより

2009年11月3日火曜日

見てください,想い合う心を。

心が温かくなる動画を見つけました。
こんなときなので,一人でも多くの方に見ていただきたくて,SYNCLの記事を
そのまま載せました。検索でご迷惑をおかけした方,申し訳ありません。
(動画は左のコーナーにもあります。
 クリックしていただくと画面の上部で再生されます。)



東方神起の動画をみるときは笑うことが多いけれど,

今日は自然と涙があふれてきました。

傷ついている方が多いと思います,どうかこの5人をみてください。




ここ一両日で,対立を鮮明にするかのような記事が流れて,さまざまな

憶測が飛び交い,2人と3人の安易な色分けができつつあります。

最初に3人が訴訟に加わり,2人が加わらなかった以上,事務所が

「東方神起」としての一体化を阻むことは予想されたことです。



ユノのお父様の見解なるものも公表されていましたが,5人が

未成年のときから今日に至るまで,意思決定に関わってきたのは

親御さんですから,それぞれの立場でそれぞれの思いがあって

しかるべしです。

どちらの意見が良識的で,どちらが非常識であるなどと,軽々に

論ずるべきではありません。

親には親の想いがあるのです。



今回の件は,5人の息子たちが人気絶頂のアイドルであるがゆえに,

親の思いのみならず,事務所の思惑,彼らの芸能活動に関係する

様々な立場の人たちの思惑があいまって利害関係を生み,単純に

解決できないところまで発展してしまいました。



しかし,一番尊重されるべき想いは,5人の想いです。
彼らが,他の何ものにもまして大切に想っていることです。
それは「東方神起は一つ」ということです。




大人たちの中にどんな利権や裏事情が渦巻いていようとも,

「東方神起は一つ」ということ。

5人が,置かれた立場や状況の相違に弱音を吐くことなく,

「5人が一つ」でいるためのよりよい解決法を,模索してほしいと

思います。

どんなに時間がかかっても,あきらめず,お互いを信じ,ずっと

待ち続けるファンを信じて。

76歳のハルモニは,あなたたちを平和な時代への希望の架橋だと

強く信じています。

2009年10月28日水曜日

裁判,動く!





裁判に動きがありましたね。
以下,「Syncle」の記事と同じ内容になりますが,ご容赦ください。



「ソウル中央地裁は、27日『ジェジュン(ヒーロー)ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の東方神起メンバー3人がSMエンターテイメントを相手取って起こした専属契約効力停止仮処分申請を、一部受け入れた』と明らかにした。」

詳細は,こちらの記事から


裁判記事は日本語でさえ,取ってつけたような難解な言い回しが多くわかりにくいものですが,そのうえ翻訳なのでどうもかゆいところに手が届きません。じっくり読んでようやく意味がわかりました。

つまり,裁判所が下した「仮処分申請の一部認定」とは,次の2点に要約されますね。

①今の契約は人間的じゃあないよ,もっと自由に活動させなさい!

②でも,お金の問題は簡単には判断できないから,また今度ね!





これを受けて東方神起の3人のメンバーが,SMに対して損害賠償の訴えを起こしました。27日付の聯合ニュースの記事を引用します。

「東方神起の3人のメンバーが、所属事務所のSMエンターテインメントを相手取り、専属契約無効確認の訴えと損害賠償請求訴訟を起こす考えだ。

3人の担当弁護士は聯合ニュースの電話取材に対し、「専属契約効力停止の仮処分申し立てに裁判所が一部認容決定を下したため、すぐに本訴訟を進める」と答え、専属契約無効確認の訴えと不当な収益分配に対する損害賠償訴訟を提起するとした。裁判所の決定については、『3メンバーがSMエンターテインメントで活動することも、場合によっては抜けて活動することもあり得るという意味』と説明した。」(記事全文はこちらから


つまり,先の裁判所の発言を受けて,いよいよ本訴訟にとりかかるぞといいうことですね。訴訟のポイントは次の2つです。

①SMに縛られない契約を確認しましょうよ!

②お金の問題を解決しましょう!


ふ~~っ,肩が凝りました。

さてさて,SMも黙って引き下がることはないでしょうし,とくにお金の問題に関しては長引くでしょう。しかし,最も懸念された東方神起の活動については,ひとまず安心できます。焦点は,3人の所属先がどうなるのかということ,そして東方神起としての本格的な活動が,いつから再開されるのかということになりますね~。

雨降って地固まるといいますが,雨はもう充分に降り注ぎました,大地は洪水であふれんばかりです。鳩がオリーブをくわえて東方ノアたちのところへ,良い知らせを運んできました。水は徐々に引くでしょう。そうして大地に緑がよみがえり,世界中にちらばっている東方ファンたちが歓喜に沸く日がやってきますように。

2009年10月25日日曜日

東方神起特集に思う




先日,韓国で放映されたMBCevery1『The Secret』東方神起特集が

早速,UPされていました。

秋の夜長を愉しむにふさわしい30分間の動画を今,観終わったところです。

(サイドバーにありますが,直接見たい方はこちらからどうぞ


このところ,矢継ぎ早に日本でのイベントが発表され,私たちにとっては

歓喜の極みでしたが,肝心の韓国での活動は判決まで一切休止のまま。



「地面にヘディング」の撮影を影に日向に支援する韓国ファンの皆さんに

頭を垂れつつ,なんとなく後ろめたいような気持ちでいました。

ユノが顔面麻痺になるほどの相当のストレスを抱えながらも,放映終了まで

頑張っていられるのは,すぐ傍で支えてくれる大勢のファンの存在に依るところが

大きいと思います。


チャンミンの「パラダイス牧場」の放映も中止の噂が流れ先行き不透明,

少しふっくらしたジュンスは,サイドビジネスの記事でしか消息が分からず,

「5人揃って歌って踊って東方神起」を待つ韓国ファンの切なる想いは,

察するに余りあります。



MBCの番組の最後のほうでこんなコメントが出てきます。

「東方神起はアジアの太陽です。」

もはや,韓国のみならずアジアを代表するグループに育ちつつあることは

衆目の一致するところです。

リヴァプールからビートルズが生まれたように,ソウルは世界に通用する

アーティストを輩出するのではないか,東方神起やBIGBANGを

みていると,スペルこそ違え,まさに「ソウル」フルな才能をひしひしと感じます。

残念ながら日本の芸能界にはないものです。


カシオペアをはじめ,韓国ファンの皆さん,彼らが大きく育つまで,

アジアから末永く息の長い応援をしていきましょうね。

2009年10月12日月曜日

最終局面




今日,裁判所が双方に書類の最終提出を促した記事を,カシオペアの方の

ブログで読ませていただきました。

SMとの訴訟問題も最終局面に入ってきたことを意味します。

韓国の芸能界には,収益分配や専属契約を巡って同様の訴訟が絶えないとのこと。

今回の係争が,東方神起にとってはもちろんですが,韓国芸能界全体にとっても

実りある結果に終わるよう,円満な解決を望みたいと改めて思います。


このところ立て続けに注目を浴びたヨン様記事,そうして釜山映画祭の

キムタク記事(こちら)といい,日韓の芸能界は一方通行ではなく,相互交流が

ごく自然な形で根付き始めていると教えてくれます。

キムタクが共演したい韓国俳優はチェ・ジウなのですね。

クールがウリのキムタクも普通にそうなのね。



このごろ,国内外ともに変革の波が静かにうねりを起こし始めている気がします。

民主党が政権をとり,いつのまにか鳩山総理大臣が誕生し,李 明博大統領と

マッコリを酌み交わし,幸夫人は大統領夫人に直接キムチづくりを教わり,

同じアジアじゃないですか,仲良くしましょうよと日中韓の首脳会談が開かれ,

オバマ大統領がノーベル平和賞を受け,ヒロシマ・ナガサキが共同して五輪開催地に

名乗りをあげましたね。



去年の夏,ベルリンでオバマ候補のスピーチを聴きました。

あのときも核のない世界を訴えていました。

数メートル先に合衆国の大統領候補がいて,世界の平和について静かに力強く

語っていることに心が揺り動かされました。被爆国に生まれた日本人としての

自分を初めて意識した瞬間でした。涙があふれました。



平和は政治家の大きな約束と名もなき人々の小さな交流の積み重ねから

生まれると思います。

2009年10月1日木曜日

「その日」は近い!






10月に入り,そろそろ動きがあってもいい頃ですね。

裁判がまだ決着しない中での上海ミロコン,久々にメンバー5人揃っての

出国となりました。(こちらの記事から

あちこちでアップされている空港写真を見る限りでは皆元気そうです。


ジェジュン&ユチョンのCDもドームのDVDも共にオリコン1位となり,

東方神起 THE LIVE 2009」の上映も企画され,日本のファンにとっては

寂しさを埋めてくれる嬉しいニュースが続々届いています。


しかし,韓国では,ドリームコンサートの中止はもとより何のイベントもなく,

一生懸命に支援しているファンは焦燥感を癒すすべをもちません。


そんな状況の中で,中国での追加公演も決定し,チケットも販売開始となったとのこと。

このニュースには思わず耳を疑いました。今まさに係争中でありながら,

事務所にそんなことができるのかどうか,そしてこれは何を意味するのか。

商魂たくましいSMの売らんかな戦略なのか,それとも和解に向けての

緩やかなステップなのか,あれこれ想像が膨らみます。


いずれにせよ,肝心の母国では活動休止に追い込まれ,韓国のファンは

つらい思いをしているにも関わらず,国外のファンはさまざまな恩恵に浴していることに

考えが及ぶと,しんみりした気持ちになります。これじゃあいかんよなあって。

逆の立場になって考えれば憤懣やるかたないところです。

それでも今やアジアのトップスターとなった故国のヒーロー東方神起を誇りに思い,

結束して支援を続けている韓国のファンの皆さんに心から敬意を表します。


「その日」は近い!今しばらく待ちましょう!!!

2009年9月27日日曜日

東方的至福の一日


SMの証拠保全申請取り消し要請の棄却や,エイベックス主催の
「TOHOSHINKI THE LIVE 2009」の開催。

まだ生の5人には会えませんが,事態が良い方向に動いていく
前兆のような気がしています。
ジェジュンとユチョンも頑張っているし,夜明けは近いぞ,東方神起!




さて,私はそのとき,温泉に入っていたのです。

「ジェジュン!!!ユチョン!!!はやくっ,はやく~うっっっ!!!」

いきなり脱衣場の引き戸が全開となり,母が飛び込んできました。
そして再び矢のように飛び出して行きました。

いったい,どこで何が起きたのか,しばし呆然・・・。
とにかく慌てふためいて飛んで出るとテレビの真ん前に正座の母を発見。

ああああぁぁぁ~~~~~っっっ!!!忘れてたあぁぁぁぁ~!
はい,ミュージックフェア―です,はい・・・・。

ついこの間までしっかり頭に入れておいたのに,
母をびっくりさせようと思っていたのに,温泉に来たら何もかもすっかり
弛緩してのんびり露天から秋の空を眺めていたのでした。

「おお,おお,よかったねえ,よかったねえ。
ジェジュン,がんばれっ!ユチョン頑張れっ!」

至近距離から二人に声援を送る母。
トークなので頑張りようはあんまりないのですが,
久々の「動く東方神起」に興奮し,斉藤和義さんにも声を掛けていました・・。

歌の最中は藤井フミヤ,斉藤和義両氏を脇役として実況中継。

「二人で出られて良かったねえ。」

「品がいいねえ,二人とも。かっこいいよ。」

「ジェジュンが,ほらちょっと動いた。歌ってるだけでもさまになるねえ。」

「いい歌だねえ。」

「うん,うまいうまい,やっぱりあんたたちが一番よっ!」

「でもやっぱり5人揃わんと東方神起じゃないねえ。」


最近はまっていることは何かという質問に対して,
ジェジュンが何もないと答えたのがとても印象的でした。
「家でぼーっとしています」というジェジュンの表情が
とても切なく見えたのは気のせいでしょうか。


それにしてもよくぞまあ,偶然にもどんぴしゃ,チャンネルを合わせました。
時間帯も18:00~18:30という夕食前のちょうどいい頃合い。
その後の夕食は普段食の細い母が食欲モリモリ元気ハツラツ!

「ああ,いい夜だった,いい夜だった」


しかし,ここで幸せは過去形にはなりませんでした。
母の上に舞い降りた女神は翌朝まで滞在したのであります。

ここでもまたまた朝からおはらしょうすけさん状態の私。
シュチエーションはまったく昨夜と同じ。

ただし,違っていたのは叫び声の内容です。
「ユノぉ,ユノぉ~,ぴんきーっ!,ぴんきーっ!」

そうです,早起きしてテレビをつけたら,ジャスト,PinkyのCM。
HPで穴のあくほど見せたのですが,生で見るのは初めてだったので
またもや大興奮。

それから朝食の前までずっとユノのセリフを真似していました。

2009年9月22日火曜日

第11大栄丸引揚げ





こちらのブログを始める一つの契機となりました

「第11大栄丸」の引き揚げが始まりました。


思えば母が初めて東方神起との出会いに心弾ませていた

ちょうどその時の出来事でした。

3か月前,下記の記事を読んでいただき,ご署名いただいた

皆様にご報告,御礼申し上げます。


ご遺族の皆様の安堵,そうして新たに募る深い悲しみ,

拝察いたします。無事引き揚げが終了し,どうぞお

心安らかになられんことを。



東方神起のコンサートの余韻に浸りながら76歳のビギストは
今日,故郷の鹿児島へと帰って行きました。

大阪や東京ドームでの公演も気になっていたのですが,
急遽,予定を変更して帰郷したのは,ある出会いがあったからでした。

5月30日,福岡でのコンサートの下見に行く途中,
一人の女性の方から声を掛けられ書名を求められた母。

平戸沖で沈没した巻き網漁船「第11大栄丸」のご家族でした。
沈没船の引き揚げを求めるも,費用が膨大であるとの理由で
行政は動いてくれない,10万人の署名を目標にこうして福岡の
街に立っているのですというその方は,21歳の息子さんの
引き揚げを祈るお母様でした。

「ご遺体は見つかったのですか。」
「いいえ,船の中にいることは間違いないのです。船さえ
引き揚げてもらえれば・・・・」

涙ながらに必死で訴えるその声に,同じ子をもつ母親として
それ以上の言葉は要らず,署名活動に参加することを
約束してきたといいます。

この話を思い出しては目を真っ赤にしていた母は,
明日から自分の足でまずは100人の署名を集めると言い残して
ふるさとへ帰って行きました。

2009年9月19日土曜日

FNS歌謡祭に寄せて





「FNS歌謡祭に東方神起が出演予定?」

フジテレビ「きくちPの音組収録日記」より。

こちらです


JEJUNG & YUCHUNのみの出演ではなく5人揃ってという意味の

「東方神起」なのか文脈からは判然としませんが,ほんの少しでも

希望の光が見える嬉しい記事です。



しかし,感動したのは内容そのものよりむしろ,このブログ記事に

一気に寄せられた100を超えるコメントです。



「FNS歌謡祭に東方神起が出演って本当ですか?!!!」

「すっごく嬉しいです!!!」

「涙が出るほど超超超嬉しいです!!!」

「東方神起出演ありがとうございますっ!!!」

「体調が悪い私ですが,すごくすごく元気になってきました!!!」

「夢のようです!!!」

「魅力全開になるダンスを踊らせてあげてくださいませ!!!」

「今からはずっと笑顔でいられそうです!!!」

「先の見えない毎日,希望を持たせていただいてありがとうございます!!!」

「この時期に東方神起の名前が出ることがどれだけファンにとって嬉しいか」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

どのコメントにも歓喜と感謝の言葉があふれています。

そうして一様に東方神起を「宜しくお願いします」「宜しくお願いします」。

これがファンだ,そう思いました。

熱狂的という言葉とは少しニュアンスが異なります。


母を見ていて或いは東方神起をめぐるこれまでの様々な出来事を見てきて

ある種の驚きの交じった感情に支配されることがあります。

つい昨日も母がつぶやくようにしみじみと言いました。

「これも東方神起のおかげよ・・・。」


誰のどんなファンもこんな気持になるのか,私にはわかりません。

それぞれの芸能人にそれぞれのファンがいて,それぞれの思いを

共有しているでしょう。その思いの強さを計る尺度は存在しません。



知人に忌野清志郎さんの数十年来のファンがいます。

それはもう熱烈なファンです。歌がとかステージがとかを超越して

いました。音楽そのものより音楽を媒体として清志郎さんの人間性を

尊敬していました。いや,過去形にしてはいけませんね。

訃報が入った時,まっさきに彼女のことを思いました。

テレビに映し出された長い弔問の列の中に,茫然自失の無数の彼女を

見ました。


ファンとはそういうものなのですよね。

2009年9月17日木曜日

あちこちに東方!





「上を向いて歩こう!」と坂本九さんも歌っていました。

聞こえてくるニュースは芳しくなく,秋風は冷たいけれど,

だからこそ今は元気よく「東方を向いて歩こう!」で行きたいと思います。



東方元気ニュース①
トリビュート・アルバム『m-flo TRIBUTE ~maison de m-flo~』リリース!
(こちらから


東方元気ニュース②
JEJUNG & YUCHUN テレビ東京系「月刊MelodiX!」出演!
こちらから


東方元気ニュース③
「元気ハツラツぅ?オロナミンC東方神起 元気ひとりじめキャンペーン」!
こちらから


締めくくりはやっぱりユノでお願いします!
東方元気ニュース④
ユンホ(ユノ)主演ドラマ『地面にヘディング』、視聴率上昇傾向
こちらから

視聴率マジックに戦戦兢兢とするのはいずこも同じかな,数字に一喜一憂するのが
この業界の常。ユノにもプレッシャーはかかると思いますが,もちまえのバイタリティで
上昇気流をつかめますように。


5人揃ってさえいれば,お菓子でもドリンクでも♡♡♡♡♡ひたすら有難い毎日。

母は虎視眈々と③の「東方神起元気ひとりじめセット」を狙っています。

応募期間は11月1日~12月31日。

そのころには5人一緒に歌って踊っている姿を見ながらオロナミンCを

いただく予定にござりまする。

2009年9月14日月曜日

ズームイン!!SUPER





JEJUNG & YUCHUN (from 東方神起)の新曲

「COLORS ~Melody and Harmony~」のプロモーション・ビデオ,

明日9月15日(火)オンエアの日本テレビ系『ズームイン!!SUPER』で

初披露だそうです。

ユノはヘディング,チャンミンも撮影があり,そしてジェジュンとユチョンは

このとおり。

となると,自然と想いはジュンスへと向かいます。

家族と一緒に大切な時間を過ごしていると思います。

束の間の休息を大事にそっとしておいてほしいですね。

2009年9月12日土曜日

ユノの貢献度





「地面にヘディング」2回が終わり,視聴率は伸び悩んでいますが,

まだ2回です。ライバル番組に人気のあるものが多く,新規参入は

何でも大変! これからもユノらしく前向きに頑張るでしょう。

視聴者でないのがいかにも残念無念でござりまする。



さて,たとえ視聴率は芳しくなくても,ユノはこの番組にすでに

多大な貢献をしています。

韓流スター,キム・レウォンの代わりに急きょ抜擢されたユノですが,

歌手といえども今や人気絶頂。出演料もレウォンに負けず劣らず

高額であってよいはずでしたが,「新人として」の待遇をユノ自ら

求めたそうです。


この記事はこちら


実に潔い!

謙虚さはユノの最大の美徳の一つであります。


競技場でエキストラの代わりを務めた4000人のファンと共に

番組の経費を大幅に節約したというのも,あっぱれ,カシオペア!



メンバー全員,韓国に帰国し,日本には秋風が吹き始めました。

良い季節になりました。

が,さみしい季節でもあります。

You Tubeで,初めてa-nationに参加したときの様子を見て

じ~んとした今日,秋の一日でした。


母は相変わらずオルアバ三昧の日々。

お彼岸は京都に墓参に行く予定ですが,その間,東方神起

禁断症状に悩まされることでしょう。今のうちに「見だめ?」

しておくつもりでしょうが,貯められないことに気づいていない

・・・・。


となると,右手にはBeeTVを見るためだけのDocomoの携帯,

左手にはトンだらけのiPod,そしてDVD持参でお墓参り,

・・・・・・・・・う~むむむむ。

2009年9月9日水曜日

ユンホ,ドラマ本日放映




今日のドラマ放映を前に,視聴者掲示板にユノのメッセージが載りましたね。

この記事はこちらです


いっぽう,「地面にヘディング」の制作陣からこんなエピソードも

紹介されています。→→→→(こちらへ


ファンが携帯電話を知っており,直接メールできるというこの環境。

いろいろ問題はあるにしても,こんなときには本当に力になるでしょうね。

取材現場に「炊き出し」までしてくれるファンの力強い後押しに加えて,

ユノの幅広い交友関係が偲ばれる記事です。

ドラマの宣伝ポスターをそれぞれの職場に貼ったり地域に配ったり,

なんだか手弁当で無名の新人を世に出すボランティアチームのよう。

いい友達をたくさん持ってるんだね,ユノ。



All about season 3 が手元に届き,上機嫌でDVDに釘付けになっている母。

ドラマを見ることはできませんが,今夜はまさに至福。

新しく買ったテレビ(東方神起DVDおよび韓流ドラマ視聴専用)の前で,

うんうんうなずきながら歌ったり踊ったりしている姿が目に浮かびます。

しばらくは,このオルアバで東方神起欠乏症候群の症状が緩和されるはず。



ドリームコンサートの日本公式サイトには,現時点では出演予定になっている

東方神起ですが,ずいぶん乱暴な話です。

出演を危ぶむ記事(こちら)が出ていましたが,それというのも今日で

公演まで一か月,ツアーのキャンセル料も発生します。

出演の有無はもっと早く明らかにすべきでしたが,昨日付けの公式サイトに

よれば,今日の夜までに,出演者の変更について主催者側の発表があると

いうことです。


なんらかの嬉しいどんでん返しがあって「出演確定!」になればいいのですが・・。

2009年9月6日日曜日

釜山と福岡





釜山と福岡に共通の電子マネーが登場するそうです。
航空・船舶ともに便数をさらに増やし,互いの街に
ハングルと漢字平仮名を併記し,お互いの地域の
交通機関を自由に使って移動できるようになるのです。

中央日報には「 釜山と福岡,ひとつの経済圏に」と
いう見出しが躍っています。

こちらです


東方神起が頻繁に行き来する様子を,空港写真で見るたびに
近いなあと思います,韓国と日本。

私は福岡に住んでいるので,その距離的な近さはまさに肌身で
感じています。空路はもちろんのこと,海路にしてもひと眠りで
海を越えることができます。


東方神起の解散問題が浮上した時,母にユノの故郷洸州を
一目見せようと思ったのですが,その時釜山~洸州間も
高速バスで行けることを知りました。
地理的にも心理的にも(ふっ・・),ひとっ飛びです。

釜山と福岡のように電子マネーとはいえ,お金が同じ,
文字も併記,学校間の交流も本格化となれば,
大勢の人がまるで隣街にでも行くように二つの国を
行き来するようになるでしょう。


ユノのお孫さんは(おお~っ!!)福岡に住むことに
なるかもしれません。(ああ~,見たかったっ!)




ドイツの田舎町の小さなキオスクに日本のアニメがずらり
並んでいるのを見たことがあります。日本人など一人も見かけない,
地図で探すのも難しい山の中でした。


良いものは良い,好きなものは見たい,聞きたい,知りたい,
私たちの行動力の源泉はここにあります。
そして実際に触れたら愛着が湧くのは物でも土地でも人でも
同じだと思います。

2009年9月4日金曜日

CMにも新聞にも人気はつらつ~♪






オロナミンCに続き,日本でのCM第二弾,Pinkyのニュースや映像で

もちきりですね。


CM撮りに12時間もかけて納得いくまで取り直しをしたという記事に

「お~っ,いつもどおりや~ん!」

と感心し,また安心しました。

東方神起はとことんやる気です!!!

全員の気持ちが前に向いていないと,こんな積極的な仕事はできません。

ユノが会見で強調したことを裏付けるような結束ぶりだと思います。

この記事はこちらからどうぞ



そして,今日の毎日新聞。(記事はこちら

ついに日本の全国紙が,東方神起をこんなに大きく取り上げたかというのが

正直な感想です。

遅きに失したといえばそのとおりですし,いやいや外国の芸能人の進退問題に

言及するようなことはきわめて珍しく,よくぞ載せてくださったともいえるでしょう。

それとも,事情はより現実的で,スポーツ各紙のトン記事の売れ行きに触発されて

「便乗」したのかな。


いずれにせよ,東方神起が,もはや「ときのひと」であることは疑うべくもありません。

東方神起の4文字が出ない日はありません。毎日どこかで記事になり映像になり,

そして,ブログのようにそれを取り上げてまた新たな感想を載せて再び世に出す

パーソナルなメディアの存在が無数にあります。

従来の権威的なメディアのほうが,東方神起の想像以上の人気に驚いているという

気がします。



韓国の芸能記者の方の,

「解散は7対3でない。」というコメントに対しては

「あったりまえだ~い!」という反面,「ぐおー,やっぱりありがとう~!」

と素直に思いました。

2009年9月2日水曜日

ユノ,23歳の抑制






ユノが公式記者会見の場に臨むという記事(こちら)を読んで
学芸会に初めて子供を送り出す気分になりました。
う~ん,ちょっといやかなり低レベルなたとえ..........。

そうして待ちに待った本番でのユノのコメント。

こちらです

ドラマ制作発表の場であることを十分にわきまえたうえで,
控えめに,だが東方神起のリーダーとして言うべきことは
きちんと言ってのけた,りっぱなもんです!
まったくの杞憂でした,はい。

「心配しなくちゃいけないことは他にたくさんあるでしょ!」
23歳の時の我が身を振り返り,まず自分の頭の上のハエを追うことにしました。

ブ~ン,ブ~ン,ブ~ン,ブ~ン,かなりの数が飛行中。


さて,東方神起もどんどん有名になっていきます。

スティーヴィー・ホアンのニューアルバム「オール・ナイト・ロング」に
「どうして君を好きになってしまったんだろう?」の英詞カバーバージョンが収録されるそうです。

こちらの記事です

スティーヴィー・ホアンは,トキメキ系キラキラ歌声王子”の異名を持つとか。


聴き比べてみるのも楽しいかもしれません。

世の中は何かと,かしましいけれど,こうして東方神起のファン層はさらに広く厚くなってゆくのですね。

2009年9月1日火曜日

デイリートウホウまたはニッカントウホウ




だれかつくってくれませんか,東方神起だけの新聞。
8月31日付のデイリースポーツの東方記事,大反響ですね。
バックナンバーの注文も相次いで嬉しい悲鳴のデイリーさんです。

a-nationを取材した記者さんのブログ記事は下記の1,2,からどうぞ!

スタッフブログ1

スタッフブログ2



この間の神宮花火大会のニッカンスポーツも飛ぶように売れていましたね。
今や「東方神起」というネームバリューは,日本中を席巻しています。

誰か,出版してくれないかなあ。
編集者や特派員は星の数ほどいるので,給与不要,取材費不要,かなり
経費削減できますよ~!!!



今日,母は親戚のユノペンからツアー画像を編集したDVDを作ってもらい,
くるくるよく動くユノの動きを追いかけて目を回しているそうです。

「生きてるうちにこんなグループに会えて本当に良かった。
来年は日射病で倒れても,たとえそのままこと切れても,a-nationにも
全部参加する!!ドームも必ず行く!!」

切羽詰まったような声が受話器から聞こえてきます。


ユノの踊りを見ながら,涙が出てきてしょうがないという母の言葉に
不思議な感動を覚えました。


76年目にして初めてこんな思いがけない出会いがあったことを感謝し,
老い先短い自分の一生,果たしてまた見ることができるだろうかと
憂える母の声。人生の哀歓とういのでしょうか,いまここにこうして
生きている実感を味わっているのです。
東方神起によって魂を揺さぶられ,ひと味違う幸せをかみしめて。


母がいなくなったあと,いつの日か一目でいい直接会って,
一言でいいお礼が言いたい,それができるものなら,最後で最高の
親孝行になると思います。

なんだかしんみりしてきたなあ,いかんいかん。
そんなことより来年のチケットのことを考えよう!!

2009年8月29日土曜日

東方神起も「ヨンさま」も





久々に明るいニュースです。

ひとつはユノの「水中撮影奮闘記」
こちらから

もうひとつはPinky のCM起用。
こちらから


オロナミンCのCMになかなか「遭遇」できずにやきもきしている
母にとっては,東方神起に再会できるチャンスが広がることに
なります。まだ知らせていませんが,せっかちですから,
CMサーフィンに走ることでしょう♪♪


このごろ,東方神起を見ることができない母は,例によってDVDおよび,
全ての韓流ドラマを網羅,視聴しております。

さて,そんな母が初めて韓国を訪れるきっかけとなったヨン様こと,ペ・ヨンジュンの
記事とさきほどのユノの記事とが並んでいました。

朝鮮日報エンタメコリアのアクセストップがユノ,2位がペ・ヨンジュンです。


ペ・ヨンジュンの誕生日にプレゼントを贈る代わりに,韓日のファンが共同で
国際救護団体へ寄付とするという記事に胸がすっとしました。
詳細はこちらからどうぞ

韓流,韓流と一過性のブームのように面白おかしく書きたてられましたが,
こんなかたちへと発展してきたのだなあと。

韓国と日本のファンが手を取り合って同一歩調で行動していること,
内向きなファンクラブではなく,社会貢献に目を向けていること,
この二点に東方神起の未来像を重ね合わせました。

記事中のBOF関係者の言葉に全く同感です。

2009年8月22日土曜日

記事三題


(ポツダム会談が行われた宮殿)

~こちらは,1週間前に書いたもので,既に「ナマモノ」ではありませんが,
第一回審問を受けて感じたことです。自分自身の備忘録として載せました,
ごめんなさい。~



21日の第一回審問に関する記事が一斉に出ましたね。

双方の弁護人によるそれぞれの見解と,たとえ移籍することになったとしても
東方神起の解散は望まないという3人の意志表明。

記事1はこちらから



更に,これを受けて担当の部長判事の和解勧告。
「80万人のファンのためにも」と公人としての立場を強調し,
双方に円満解決を促しています。

記事2はこちらから


まだ最終的な大岡裁きとはいきませんが,率直な意見だと思います。


この段階での和解勧告の理由に「80万人のファン」を挙げたのは,
東方神起の社会的影響力の大きさを考えれば当然かもしれませんが,
前日の20日に裁判所に提出された12万人の嘆願書の存在も,
それを裏打ちするものだったと思います。

記事3はこちらから


判官びいきという言葉があります。
源義経に由来するものだといいますが,洋の東西を問わず,
逆境に立たされたヒーローに肩入れする心理は万人に共通している
ような気がします。英雄でありながら弱者の立場へと追いやられ,
それでも雄々しく立ち向かう姿に,美学を見るからでしょうか。

特別に東方神起のファンではない一般の人たちも,
彼らの置かれている状況を知れば,裁判で窮地に追いやられた場合,
横綱を倒す小兵力士を応援するような大衆心理になるでしょう。

人心をつかむのが芸能事務所の本領ですが,
今回はどう考えてもSMにその利はないように思います。


双方納得のいく結果に至る可能性は低いという見方が大勢を占めていますが,
SHINHWAのように所属事務所が分かれていても一緒に活動する方向性も
ある以上,悲観的な材料ばかりではないと記事を読みながら感じました。

古来,聖書を知らず,仏教や儒教に生き方の指針を求めた韓国,中国,日本の
人々は,礼節を持って知られてきました。和を持って貴しとなす精神は
大陸から聖徳太子が学んだものです。

裁判所の判断は3週間後までに提出される資料を検討した結果
下されるということですが,なんとか平和的解決を望みたいと思います。

2009年8月20日木曜日

チョン・ユンホとユノ・ユンホ




ユノが演技者として実名を使うと決めたようですね。

韓国日報の記事なので,一部自動翻訳にかけてみました。


大体の内容は次の通りです。

グループ東方神起のユノ・ユンホが初めての演技デビュー作MBC
水木ドラマ‘地面にヘディング’に出演して,実名で活動する。

‘地面にヘディング’製作陣は“ユノ・ユンホが演技に挑戦して,
苦心の末に最近実名の‘チョン・ユンホ’で活動することにした”と明
らかにした。

ユノ・ユンホが実名を使うことを決心した理由は,グループ東方神起の
メンバーでない純粋に新人演技者として自身を評価されたいという計算
のためだと見られる。


昨日,のどかな郊外を車で走っていたときのことです。
「○○子」と名前を店名に掲げた美容室を見つけました。

小さなかわいらしい建物でしたが,看板は誇らしげに
見えました。このごろは「子」のつく名前は珍しいけれど,
店構えはどうみても若い女の子の雰囲気です。

田舎に帰って実家で美容室を開こう!
お店の名前は?
う~ん,なんてつけようかなあ。
横文字でかっこいいのがいいよね,やっぱり。
なんにしよう,覚えてもらいやすいのがいいな。
映画のタイトルでもいいかぁ。
え~とっ・・・・・・。

と「○○子」さんは,さんざん悩みましたが,
掲げた看板は,横文字でも映画のタイトルでもなく,
純和風の自分自身の名前だったのです。
しかも平仮名,もちろん縦書き。

だって,自分の腕一本でやっていくお店ですよ。
堂々と自分の名前を表に出して勝負したいと思ったのです。


と,ここまでまったくの想像ですが,
ユノもそう思ったんじゃないかな。


地面にヘディング,俳優としての人生初のチャレンジ,
ピーターパンのそばにティンカーベルがいるように
ユンホにも演技の妖精が力を貸してくれますように。

はやく韓国のファンの皆さんが元気一杯のチョン・ユンホを
観ることができますように。
そして彼らに会えない切なさを少しでも埋めることが
できますように。

このごろ願い事だらけ~♪♪♪

2009年8月18日火曜日

東方神起のアドバイスを受けて




韓国歌謡界の大物,日本でいえば,北島三郎,森進一さんと
比べられるようないわば国民的歌手が日本デビューするそうです。

テ・ジナさん,56歳。
息子さんが東方神起と親しく,日本で成功する秘訣を伝授して
もらっているとか。といっても,まず日本語をマスターする
ということのようですね。

(♪記事はこちらからどうぞ♪)


56歳といえば,戦後生まれとはいえまだ傷跡の生々しい時代に
生きてこられた方です。
どのような経緯があったのかは記事からはわかりませんが,
今の若い世代の方々とはまた違った思いで眉をひそめる方々も
あるかと思います。

周囲のさまざまな思惑をはねかえし,初志を貫いたその
心意気は東方神起と相通じるものがありますね。

東方神起の活躍が,既に一時代を築いた大スターのなかに
眠っていた青春の血を沸き立たせたのかもしれません。

順風満帆の人生を望む人は多いけれど,リスクを顧みず
夢を追う人生を選ぶ人は,限られています。

韓国から日本へ,日本から韓国へ,こんな流れが
当たり前になったとしたら,両国政府が
「文化交流,文化交流」と声高に呼びかける必要は
なくなるでしょう。

お互いの長所を学び合い,「韓国で」,「日本で」と
いう区別なく平等に表現できる自由と,それを積極的に
受け入れる土壌がうまれることを願います。

東方神起が踏み出した大きな一歩を守るためにも。

2009年8月14日金曜日

ソウル中央地裁の認定




SMへの証拠保全の申し立てが認められたそうです。

朝鮮日報の記事はこちらから

証拠保全の認定は,東方神起のマネージメントに関する経理全般が
明らかになることを意味します。証拠隠滅の危険性を回避し,事実を
客観的に判断できる資料が提示される意味合いは大きいと思います。

カシオペアの皆さんの不買運動,そして今回のこの決定,SM包囲網が
一気呵成に出来上がっていくのでしょうか。

「天網恢恢,疎にして失わず(漏らさず)。」

司法の公平公正な裁定を俟ちたいと思います。


明日は,日本では終戦記念日。
韓国では光復節。日本の植民地支配から解放された祝日です。

そんな不幸な歴史をもつ二つの国の人々を,同じ想いに結び合わせ,
こんなにも強くひきつけてやまない東方神起。

彼らのような存在が,世に出てくることを,1945年8月15日に
韓国の,日本の,いったい誰が予測できたでしょうか。

今回の一連の解散報道で,一喜一憂しているファンの動向を,何を
そんなに騒いでいるのかと冷たく眺めている人は多いでしょうし,
ネット上にも揶揄したような書き込みが少なくありません。

知らない人には当然の反応なのかもしれませんが,母も私も,
東方神起は単なる芸能人ではなく,敬意を払うべき特別な存在だと
思っています。

愛という言葉はなんだか面映ゆくてぴったりはきませんが,戦争に
勝てるものがあるとしたら愛だけです。

その愛を,戦争を知る母のような世代の日本人に,戦後生まれの
韓国の若者たちが与えてくれたのです。

長い裁判になるかもしれませんが,母はこれからもずっと東方神起
を応援し続けるハルモニトンペンとして,ビギストの平均年齢を上げ
続けることでしょう。

2009年8月10日月曜日

東方神起,さきがけとなる!




「東方神起きっかけに芸能産業の先進化急ぐべき」

こんな社説が中央日報に載っています。
同じく中央日報のコラム「噴水台」は辛口の記事でしたが,
この社説はおおいに賛同するところです。

韓国の芸能人の専属契約書には次のような記述があるとのこと。
「自身の居場所を常に所属事務所に通報しなければいけない」
「契約を解約する場合は類似の芸能活動をすべて中断しなければ
いけない」

日本の芸能界も,いわゆるアイドル育成の過程でプライバシーを
かなり制約してきましたが,韓国の現状はいまだに厳しいようです。

額に汗して働くどんな仕事も尊いものです。
芸能人だから総理大臣だからといって,その人間性まで消耗させる
ような規制があってはならないと思います。

職業上,わきまえるべき立場や慣習はあっても,過度の束縛はかえって
組織を硬直化させるだけだと思います。

一流と言われる人は,厳しく自らを律していますが,あくまでも自分の
意志によるものです。とくに大衆に夢をうる仕事は,心の自由なくして
創造的になどなれません。

自分が楽しくないのにどうして人を楽しませることができるでしょうか。

今回のことで韓国の芸能界に風穴があき,東方神起のみならず多くの
方々が,もっともっと自由にのびのびと韓国の音楽,文化を私たちに届け
てほしいと願っています。

76歳の母,おばたち,いとこたち,皆,熱烈なトンペンです。
それぞれ住んでいる所は遠く離れていますが,最大の関心事は
東方神起。


このところの母の口癖
「来年はどうなるんだろう。」
「自分は生きていないかもしれないけれど,
東方神起はどうなるんだろう。」


ちょっと泣けてきます。
大丈夫,大丈夫,東方神起は大丈夫!!

2009年8月6日木曜日

神宮,頑張ったね!




金浦空港に詰めかけたファンに混乱をきたさぬように気を配りながらの
出国(こちらから)。

心労もピークに達しているであろうときに,急いで日本に戻り,何事も
なかったかのように笑顔で神宮のステージに立つ。

逆境に立った時こそその人の真価が問われるといいます。
東方神起の青年たちは,若くして既に立派なプロですね。

神宮外苑花火大会のライブに元気な姿を見せてくれて本当に嬉しいです。

チャンミンやジェジュンのメッセージ,ユーモアふれるトーク,7曲の熱唱,
そんな言葉がちりばめてあるORICON STYLEの記事を感謝の思いで読みました。

1万2000発の花火は,疲れ切った5人にしばし世情の喧騒を忘れ
させ,癒しと高揚感をもたらしてくれたことでしょう。花火にはそんな
不思議な力があります。

東方神起がアジアの空から大輪の花を咲かせ続けてくれますように。

2009年8月5日水曜日

解散反対運動





「東方神起のファンが様々な形で解散反対運動を起こしている」という
記事を読みました。

詳細はInnolife.netのこのニュースをご覧ください。

記事中のコメントにもあるように,組織化されたファンがさまざまな手段
方法を講じて運動しようとしています。

一方,8月4日のイーデイリーSPN には,ユノ,チャンミンの側近筋の
談話が紹介されているようです。なぜ2人が訴訟に加わらなかったか
ということについて,双方の両親の考え等も含めて説明してあります。

また,そのことで2人が一部の過激なファンから抗議を受けているとい
うことも。

そもそも側近筋とは誰なのかわかりません。
この問題は韓国芸能界のみならず,日本ひいては彼等が活動してい
るアジア全体に及んで様々な利権利害に影響を及ぼすでしょう。

あらゆる形で観測気球を打ち上げる人が出ることは,これまでの報道
を見れば明らかです。

言論の自由は両刃の剣。

物事を多角的に見る冷静さが今の自分に必要です。

何のために何をしているのかそれが本当に誰のためになるのか。

2009年8月3日月曜日

マイケルはかっこいいけれどユノはもっとかっこいい




「世宗」の弁護士さんから公式発表がありましたね。

本日付の朝鮮日報日本語版によれば,訴訟に至った理由は,
「確執の本質は13年におよぶ専属契約期間と、ひどく不利な
CD収益分配条項などの不利な契約関係」

そして最大の関心事である今後については,
仮処分申請は解散が前提ではないこと,3人だけが訴訟に加
わったことについては問題解決の方法に対する見解の相違に
よるもので,メンバー間に何の問題もないとのこと。

かゆいところに手が届かない・・。
しかし,この声明が現時点での限界でしょう。
雨降って地固まるがごとく,韓国芸能界に変革が起きるかどうか。

いま,ユノが尊敬しているマイケルジャクソンのCDを聴きながら
書いています。やっぱりマイケルいいなあ。

ついでにYou Tubeも探してみました。
オー,ユノに似てるとこあるよっっ!
いやユノがお手本にしてるのかな。

いつの日か,マイケルに追いつけ追い越せ,ユノユンホ!!!

2009年8月2日日曜日

静観そしてエール




熊本のa-nation,ジェジュンがユノの肩を抱きながら花道を歩いて行っ
たと教えていただきました。

そしてまた,エイベックスの松浦社長のブログに寄せられた,トンペンの
皆さんの懸命なメッセージを読んでいろいろなことを考えさせられました。

日本初の海外衛星中継の最中に飛び込んできたのがケネディ暗殺報道
だったというのは有名な話ですが,そのニュースの重大性はマスメディア
のみではなく,口コミで全米に広がっていったと言われています。

今回の一連の報道に関しても,それをただ鵜呑みにするだけではなく,
さまざまな意見や憶測が飛び交っています。ただ,その「口コミ」が,最も
先鋭的なマスメディアとなったネットを通して瞬時に発信されているという
点が,60年代とは大きく様変わりしています。

一石を投じるという言葉がありますが,誰かが投げかけた一言がじわじ
わと波紋のように広がって影響力を及ぼしていく,いわゆる本来の口コ
ミは,このように同心円状にゆっくりと広がっていきます。冷静に考える
時間が十分に与えられます。

対してネット上の口コミは,まさに高速で,光速の回線の中を矢のように
突き抜けて行きます。その矢がどこに突き刺さるかを知らないのにです。
次々に繰り出される情報の多さに判断を誤ることもしばしばあります。

ネットなればこそ,一個人が世界中に自分の思いを届けられるのです
が,その利便性とは裏腹に脆さともどかしさが常に付きまとうのです。

活字の言葉は,目と目を見て,握手を交わし,相手の立場に立って語り
合う血の通った言葉には,どうしても太刀打ちできないのは自明のこと
です。

東方神起を純粋に慕っている何十万の人たちが,生身の言葉でお互い
に今の不安や葛藤や彼らへの変わらぬ力強い愛情を語り合うことがで
きればどんなにか安心し,勇気を得られることでしょう。

今朝,犬の散歩中のことです,おばあちゃん同士が道路の真ん中でい
かにも楽しそうに世間話をしていました。明るく挨拶を交わし,通り過ぎ
た後にも心地よい風が吹いていました。かなわぬことではありますが,
今,皆でこんなことができれば・・・と思わずにはいられませんでした。

いまはただ,情報に振り回されず,事態の推移を「静観」する,そして
エールをおくり続ける,それしかないですね。

2009年8月1日土曜日

川村カオリさんとユノの言葉が教えてくれること




川村カオリさんが遺された言葉です。

「子供の頃酷いいじめにあっていた私の傍らにはいつも音楽がありまし
た。音楽は時に友人になり、教師になり、恋人になり多くの気持ちを語
り合いました。そのお陰で私は孤独なはずの日々を寂しいと思う事なく
乗り越える事ができたのです。だから音楽から貰った大切なものを発
散するだけではなく、今度は自分が伝え残す側になりたいと強く思った
のです。」

人生は,はかないものです。地球上の誰もがそう知っているからこそ
たとえ明日をも知れぬ戦火の地にあっても,飢餓や貧困にあえいでい
ても,人はパンだけでは決して満たされません。

文学や絵画やスポーツ,そして音楽は乾いた心にこそ必要です。
音楽はいとも軽やかに見せかけの国境を超え,宗教を超え,民族を超
え,時間をも超えて,私たちの短い人生に彩りを添える。

「音楽は残る」

闘病生活を追った番組の中で,最期のライブに挑戦しようとする川村さ
んが穏やかな表情でつむいだひとこと。

そしてこれはユノの言葉。
「どんなに時間が過ぎても音楽は永遠に残る
自分達はそういう曲を歌いたい。常に夢を忘れず自然体で、応援してく
れる人たちと歩んで生きたい」

生きていくのに何が大事で何が不要か取捨選択は難しい。
模範解答はどこにもなくて,自己採点の結果はいつも芳しくありません。

まだ若き東方の獅子たちにとって,人生の方向性を見定めるのはたい
へん困難で,多様な価値観のはざまで揺れ動いて当然です。

されど,音楽は残ります。音楽は残るのです,私たちが消えても彼らの
音楽はまた次の世代に命を吹き込まれ,誰かの人生に勇気を与えてい
くのです。そんな力を与える人になりたいけれどなれる人は少ない。
それを忘れないでほしい,心の底から願ってやみません。

日刊スポーツへ5通の葉書




ジュンスに始まり,ユチョン,ジェジュン,チャンミン,そうして
母の本命ユノで終わった日刊の東方神起特集記事。

とうの昔に実家へ戻る予定の母でしたが,日刊スポーツを買いたいがために
(田舎では販売されていません)今日まで福岡に踏みとどまっておりました。
おまけに最終日がユノということでほぼ1週間の滞在延長。
この間に父に万が一のことがあっても果たして帰ったかどうか疑わしいところ。

毎朝,朝食前に居間中に新聞を広げて修行僧のごとくトン記事に集中!
心ゆくまで写真と記事を堪能し,「ああだ,こうだ」と感想を述べ,
そしておもむろにペンをとり,東方神起応援メッセージをせっせせっせと
したためること5日間。判で押したような朝の日課でありました。

日刊スポーツ宛てに書かれたその葉書には,その日の記事に対する感謝,
東方神起に寄せる思い,最後にやや脅迫めいた「東方神起頼みまっせ!」的な
お願いというパターンである。

とくに最終日の葉書の文面にはよりいっそう熱がこもっていました。
なにしろはがきから字がはみ出るほどびっしり,頼みましたぞぉ~!!オーラが
ギラギラ。日刊スポーツさん,決して脅迫状ではありませんよ~。楽しい特集,
ありがとうございました。

さて,明日の熊本でのa-nationに後ろ髪をひかれながら母は鹿児島へと
帰ります。博多駅から鹿児島へ向かう途中に熊本はあります。
飛び降りるかもしれないと言っています。
熊本で白髪頭を振りみだして走っている「ハルモニ」を見かけられたら
ご一報ください(笑)

会場の合志市はなんとかお天気もちそうですね。
参加されるトンペンの皆様,どうか存分に楽しんできてください♪♪

2009年7月29日水曜日

東方神起VSジャニーズ



この3日間,早朝からコンビニに走る母に代って,雨模様の今朝は
私が走りました。 ジャージに着替え,いかにも早朝ジョギングの風を
装ってはいるものの,まっすぐにレジ横の新聞コーナーに直進し,
スポーツ新聞を買う女性はそうそういません。

かすかな羞恥心を抑えつつ,このところすっかりおなじみになった
青見出しの日刊を取ろうとしたら,同じく青見出しのスポーツ紙を
発見,しかもその見出しに聞き捨て(読み捨て)ならぬ大文字が
踊っている。しかもしかもその横にガッツポーズの東方神起の写真!

「ジャニーズ 韓流に 敗北」

「アイドル王国」のジャニーズ事務所が,韓国の人気アイドルグループ
「東方神起」と「BIGBANG」の2大勢力のパワーに劣勢となっている。

「日本のアイドルグループなら潰すこともできますが,相手は韓国。
しかも日本の所属レコード会社はこれまでジャニーズに泣かされて
きたエイベックスとユニバーサルミュージク。一歩も引く気はありま
せんからね」(芸能プロ関係者)

韓国のSMAPといわれる5人組の「東方神起」が日本でデビューした
のは2004年のこと。それ以降,ファンは年々激増して今ではファン
クラブの会員は17万人を突破した。ジャニーズの「嵐」や「NEWS」
「KAT-TUN」あたりでは太刀打ちできないほどの勢いがある。
≪中略≫
ジャニーズを知る音楽プロデューサーは,
「これまでライバルがデビューすると,ジャニーズは,メディアに対して
目に見えない圧力をかけてライバルの台頭を阻止してきた。それが
今度は韓国のグループでは手の打ちようがありません」と指摘する。

何があっても日本芸能界で無敵といわれる「アイドル王国」を揺るがす
のは意外にも「韓国パワー」かもしれない。
(2009年7月29日付 九州スポーツより)


そもそも「韓流」とひとくくりにされているところから信憑性に疑問が
あります。ジャニーズ相手に勝った負けたはよしとして,このところの
東方神起,飛ぶ鳥も落とす勢い(古典的表現ですみません)である
ことは間違いありません。だからこそ,日刊スポーツが前宣伝まで
して特集記事を組み,それに便乗して?九州スポーツまでこのような
扇情的なトン記事を載せ,76歳の母を小躍りさせるのです。

トンペンはどんな記事であろうが,真偽のほどはさておいて買うの
です,そこに写真があって「東方神起」の4文字がありさえすれば。
それが17万のトンペンの底力?であります。

さて,ジャニーズの次の戦略を,実は私も密かに考えていました。

「いつから?」
「嵐を抜き去りオリコン1位になった時からです!」
「ほーぉ,何のために?」
「松浦社長に教えるためです!」(笑)

ジャニーズ事務所は考えているはずなのです。
「う~ん,このままでは東方神起にやられてしまう。
なんとか次の一手を打たねば。
よしっ,うちも歌って踊れる真の実力派グループを作ろう!
全員がアカペラでも歌える歌唱力と,ダンスパフォーマンスが
できる能力をもつ,心技体揃った新しいアイドルを!」


しかし・・,かんたんにはできません・・・。

2009年7月26日日曜日

東方神起、日本へ向かった理由は



タイトルは,7月27日付の中央日報の見出しです。
(ヤン・ソンヒ記者 / 中央日報 Joins.com)

よくあるといえばよくある論調ではありますが,日本の音楽
シーンの中心的存在になった今,東方神起の母国のメディアの
視点には特に重みを感じます。

彼らの成功について「韓国内のコンテンツの人気が自然と
国境を越えた韓流」とは一線を画するものであると断ったうえで,
音楽的にはるかに幅広く成熟したジャンルを披露したと評価して
います。

ただ,「韓国内では大手プロダクションによって作られたアイドル
という冷たい視線を克服できなかったのに比べれば、アイロニーが
感じられる」と地元紙ならではの直截的な見解も記されていました。

記者が最後に強調していたのが,日本特有の音楽文化であり
ファン文化です。

「テレビの音楽番組にはアイドル、ロック歌手、演歌歌手らが
ともに出演する。それだけ多様な音楽のジャンルが共存する」

「一度ファンになれば終生を、はなはだしきは親子の世代を
受け継いでまで支持する」

「単に韓国より人口が多いという理由だけで、日本が米国に
継ぐ『大衆音楽第2位の強国』ではない」

好意的に書かれてはいますが,今も昔も有形無形に文化の
恩恵を受けている隣国同士です,文化的な土壌を比較する
より,記事の内容については一ファンとして謙虚に受け止める
べきだと思いました。

記事は最後にこう締めくくられています。
「歌手を『早老』させるのではなく、育てる音楽文化の環境。
東方神起に続きビッグバンまで韓国のアイドルが日本へ
向かう理由である。」

この言葉,肝に銘じて,カシオペアやビギストの別なく
我らが東方神起を皆で愛情込めて「育てて」いきたい
ものです。

石原裕次郎さんの23回忌の日,裕ちゃんを偲んで一日中
涙にくれていた母。その母にまた青春時代のような感動を
与えてくれる東方神起。日本のファン文化というものが
あるとしたらこれなのかなあと思います。

2009年7月24日金曜日

ヘディングに挑むユノ


「地面にヘディング」
う~ん,ユノ,痛そうっ!!

スポーツ&ラブストーリーということですが,
となれば,当然気になるのはお相手役。

かつて韓流ドラマで「韓国のすべて」を独習した母は
ストーリー展開を詳細に予想し,共演者に興味津々。

日本ではエイベックスに籍を置くタレントのAra。
公式HPによれば1990年生まれの若手女優さんですね。

エイベックスの社員インタビューに,彼女のマネジメントを
担当している石貞美幸さんという方の記事が載っています。

「蒼き狼」のヒロイン役にオーディションで抜擢された,
真面目で素直,有望な新人だと紹介してありました。

言葉や習慣の違いはもちろんのこと日本文化の理解に
ずいぶん苦労していることでしょう。

同じ経験をしてきたユノと,息の合った仕事ができるに
違いありません。
韓国と日本で活躍する若者たちのドラマでの共演,
応援したいと思います。

とは言っても,どうやって?
9月9日に放映開始ということですので,
ソウルへひとっ飛び?

2009年7月23日木曜日

短い休暇でしたね


19日,金浦空港から出国したトンバン。
早速,写真や動画がアップされていましたが,
いつもながら大変な騒ぎですね。

束の間のオフでしたが,それぞれ家族水入らずで
過ごせたことでしょう。ユノは家の前の公園でボーっと
できたかな。

ジュンスは18日にソウルオリンピック公園で公演した
スーパージュニアの応援に駆け付けたそうです。
同じ所属事務所の後輩とはいえ,律儀なジュンス。

「東方神起のジュンス(シア)兄さんが訪ねてくれて
とても嬉しかった」(スーパージュニアのコメント)

午後6時からの公演に先駆けて舞台裏を訪ねたとのこと。
帰国してもやはり何かと忙しかったのですね。


さて,例年なら梅雨明け10日の好天に恵まれている
はずの日本。今年はどうもすっきりしません。

無事半世紀ぶりの皆既日食を終えたお日様,
肩の荷を下ろしたところで,来月からいいお天気を
ください。8月一杯,トンバンが日本の夏を存分に
楽しむことができますように。

アップした写真はアイルランドの岬で出会った
フォークシンガーです。

カーペンターズのような澄み切った優しい歌声を
聴かせてくれました。
夏の音楽には青空が似合います。

2009年7月19日日曜日

「SMタウン・ライブ09」




SMエンターテインメントのミュージックフェスタ「SMタウン・ライブ09」
8月16日にオリンピックメインスタジアム(松坡区蚕室洞)で開催予定。
詳細はこちらの記事でご覧ください。

名古屋のa-nationが15日,こちらが16日。
だから名古屋が無理だったのですね。
ソウルと日本の野外フェス,今年もハードな夏,がんばれTVXQ!!!

母がもう50歳若ければ(とんでもない設定),
日本全国およびソウルをまたにかけ,ともに夏を満喫するのですが。

8月1日の熊本を皮切りにスタートするa-nation。
せめて会場の雰囲気だけでも味わおうと,周辺をドライブしてきました。

会場になる熊本県農業公園(カントリーパーク)は,熊本空港から
ほど近い合志市にあります。熊本ICで下りればすぐそこです。

少し東に走れば雄大な阿蘇の外輪山が見えてきます。
トウモロコシ畑が広がるのどかな田園地帯です。
周辺はメロンやスイカの産地。
阿蘇界隈には豊富で新鮮な農産物が手に入る道の駅が
あちこちにあります。
温泉施設の多さは言うまでもありません。

遠方から来られる方はぜひ,あちこちに湧き出る阿蘇の伏流水で
喉をうるおし,馬や牛がのんびりと草をはむ大阿蘇の風景に心を
癒し,温泉にゆったり浸かってご当地グルメを存分に味わって
くださいね。

東方神起はとんぼ帰りなのかなあ。
いかにも残念無念!

2009年7月17日金曜日

オリコン首位独走中!



『Stand by U』が,依然としてオリコン・デイリーランキングのトップを
走っています。

2位に倖田來未、3位に嵐というラインナップの中,堂々たる一位です。

今夜のMステに早くもBIGBANGが登場しましたね。
母が厳しい顔つきで一言,
「ここに出るのに東方神起はどれだけかかったことか。 日本に来て
すぐに出られたのは東方神起が土台を 作ったからよ。」

後は正座してBIGBANGの実力のほどを「試して」いましたが,
彼らのたどたどしい日本語には笑みがこぼれていました。
トンバンのデビュー当時を思い出したのでしょう。

かまびすしいライバル論は抜きにして,東方神起の後に続く若者
たちが,彼らを手本として音楽で軽やかに国境を越えてくれる,
素晴らしいことだと思います。


さて,この拙いブログを始めてようやくひと月が経ちました。
高齢の母を元気づけようとして始めたユノペンブログでしたが,
今では読んでくださる方に母も私も勇気を頂いています。

ことに母と思いを同じくしてくださるユノペンの皆さまの存在は,
老い先短い母の人生を明るく照らしております。

母が達者でいる限り,続けようと思っています。
どうかこれからも東方神起を語るよき友としてお付き合いください。

2009年7月15日水曜日

神宮外苑花火大会




8月6日の神宮外苑花火大会。
東方神起が出演する国立競技場のチケットは
早くも完売しています。

神宮球場,秩父宮ラグビー場,軟式球場と
合わせて4会場でのライブ。

30回目の記念大会ということもあり,
さぞかし華やかなイベントになることでしょう。

国立競技場のゲストは,avex勢で,
ほかにガルネク,エイジアエンジニア,
NEGARYU,高杉さと美,J-min,
miray,THE REBOOT

観に行かれる方は花火にライブ,
子どもの頃のグリコのおまけに
いや,おもちゃの缶詰に匹敵する
お得感ですね。

花火は人の心を高揚させます。
遠い記憶を手繰れば,誰の心にも
焼き付いて離れない夏の光景が
あるでしょう。

いつどこでだれと見たのか,
祭りの夜の独特の雰囲気とともに
郷愁を呼び覚ます,日本ならではの
風物詩です。

「ねむりても旅の花火の胸にひらく」
たしか大野林火だったと思います。

そして山下清さんの美しい切り絵,
かつて週刊新潮の表紙を飾っていた
谷内六郎さんの童画。

花火と聞いて私が思い出すのは
この句と絵です。

神宮に行けたら,この夏からは
「花火といえば東方神起」
となるはずでしたが残念です・・・。

2009年7月12日日曜日

アカペラ神起篇



なかなかCMを見ることができないので,
大塚製薬商品の広告総合情報サイト
「ADVIEW SITE」で配信されている動画の
セリフをチェックしました。

上戸:あちゃ~

上戸:またまちがえたぁ・・・

♪どうして

上戸:ん?

♪どうして
♪君はコピーをミスしてしまうのー

♪会議にちこく
♪資源のムダさ
♪もう何度目だい

♪どうして君はそんなに困ったちゃんなのー
♪すぐに笑って
♪ゴマかす気かい
♪でもさあこれ飲んでー

上戸:んふふ

♪元気ハツラツぅ?
♪オロナミンC
上戸&東方神起:はー

東方神起:じゃあねー

上戸:バイバーイ

上司:コピーまだ?

上戸:えっ…?

他愛もないと言うことなかれです。
日本を代表する「伝統的炭酸飲料」,
1960年代から今日に至るまで
働くお父さんたちの強い味方,
オロナミンC!

かつては大村崑さん,今や東方神起の
時代です?

なにはともあれ,この夏はビールを減らし,
オロナミンCを飲みましょう!

2009年7月10日金曜日

トンバンおすすめ観光スポット




「韓国のおすすめスポットは?」という
ニッセンカフェのインタビューに答えるメンバー。


ユンホ・・・・東大門(トンデモン)

ジェジュン・・・仁寺洞(インサドン)

ジュンス・・・仁寺洞(インサドン) 明洞(ミョンドン)
ソウル以外なら光州(クァンジュ)

ユチョン・・・ 渼沙里(ミサリ)の鴨料理屋さん。

チャンミン・・・夜のソウルタワー(南山タワー)


このごろ,専らDVDでユノのダンスを
「復習」している母ですが,みんな今頃は
ゆっくりできているだろうかと案じています。


以前,オリコンのインタビューで,
オフがとれたら実家に帰りたい,
実家の前の公園に行きたいと答えたユンホを
引き合いに出しては,帰れただろうか,
疲れはとれただろうかと,ハルモニは気が気ではありません。


そこで我がオモニ,トンバンのハルモニのために
一計を案じました。
涼しくなったら,メンバーお薦めのスポットに連れて
行こうと思っています。命の洗濯ですね。


来年は77歳のビギストとして頑張ってもらわねば!

2009年7月8日水曜日

オリコン・シングルデイリーランキング1位


「多くの名打者を生んだ東京ドームで野球の
“好打者の証”であるトリプルスリー
(打率3割、本塁打30本、30盗塁)に 匹敵
する記録を打ち立てた。

5月から始まった全国ツアーの最終地。
5日の最終公演と合わせて全21公演で
30万人を動員した。

同時に達成したのが、 最新アルバム
「The Secret Code」の
売り上げ30万枚と新曲「Stand…」
の出荷30万枚。

CD不況の中、爆発的な動員力にCDセールス力も
備えた この“トリプルスリー”はトップスターの証。

ツアーの総製作費が“30億円”という、おまけ付きだ。

歌って、踊って、日本語でのトークも完ぺきな
“3拍子”そろったイケメン5人組。
何でもこなせる “好打者”らしい華麗なステージに
満員5万人の観衆は酔った。」


以上,長くなりましたが,7月5日付の

スポーツニッポンの記事です。

さすがはスポニチ,うまいっ!!!



オリコンでも遂にトップに躍り出ました。

ドームを終えたトンバンの疲れを癒すような

嬉しいニュースですね。

明日への活力となることでしょう。


そうそう,「元気ハツラツ,オロナミンC」!

2009年7月5日日曜日

おめでとう!東京ドーム公演



「日本で一新人としてデビューすることになって,

はじめは言葉もわからないし,本当にやって

いけるのか不安でした。外国で誰も応援して

くれないんじゃないかと思いながら,がんばって

きた2年間を思い出して・・・。

日本武道館という大きな会場で,多くの応援して

くれるファンを目の前に,感極まって涙が溢れて

きました。」~東方神起~


「BARKS」の6月2日の記事です。


2007年,武道館のファイナルステージで
涙した理由を語っています。


今日のドームでの晴れ舞台を重ね合わせ,
目頭が熱くなりました。



ドーム初日の感激を伝える記事を随所で
読ませていただきました。
幸運なトンペンの皆さんにとって,ソロあり,
涙ありの至福のひとときだったことでしょう。


そして,東方神起のメンバーにとってもおそらく
一生忘れられない日。


母は今日はそれこそ一日中,DVDを観ながら
気を揉んでいました。


「ユノはA型だから気遣いが細やかで,表情にも
それが現れて,可哀想でしかたがない。きっと
今日も開演前まで色々な人たちに頭を下げて
精一杯心配りをしてるだろう・・・。」



それぞれに苦労した下積み時代があればこそ,
分かち合える思いがあり,温もりがある5人の若者達。




文化交流が解禁になってまだ日の浅い韓国と日本。
歴史が刻んだ傷はそう簡単には癒えません。
まだまだ「近くて遠い国」と呼ばれるでしょう。


でも彼らは来てくれました。
まだ家族が恋しい年齢でありながら,言葉すら
わからないこの国へ,おおきなおおきな贈り物を
もって。


「よくぞここまで,わたしたちのところまで,夢を届けに
来てくれて本当にありがとう。」


昭和ひとけたの母が彼らに傾ける思いの深さは,
戦争を知らない私たちには遠く及ばないものです。


それでも今日は私の胸にもしみじみと静かな
感謝の念が広がっています。私には何ができるだろう,
そんなことまで考えている自分に驚いています。

2009年7月3日金曜日

シングルランキング,記録更新へ!






「Stand by U」が発売初日にディリーランキング2位。

「Share The World/ウィーアー!」が通算6作目の首位を
獲得していますので,更なる記録が期待できます。

Mステでは嵐の後塵を拝していますが, ダンス,歌唱力ともに
総合力で上回る東方神起,ファン層の幅広さもそれを物語っています。


そういえば,「とくダネ」に生出演したとき,司会の小椋さんが
言っていましたね。


「年齢層を問わず,熱狂的なファンが多い」
(76歳まで入っているかどうか心苦しいところです)


外国人アーティストとして自らが持つ記録をどこまで
更新していけるか,容易なことではありませんが,
ただのアイドルではない彼らの真骨頂が発揮される
ことでしょう。


明日からのドームも大盛況はまちがいなく,
気遣われるのは彼らの健康だけです。
ドームに行ける人も,母のようにTVにかじり
ついている人も,想いは同じだと思います。



小椋さん,「とくダネ」の字幕,月並みですが
気に入りました。

「韓国から世界へ人気拡大中」

TOHOSHIKI SPECIAL INTERVIEW





ORICON STYLE のこんなインタビュー記事に目が留まりました。



―この曲(Stand by U)は終わってしまった恋に対して後悔している曲ですが,
皆さんには,なにか後悔していることってありますか?



【ジェジュン】 さっきありました。今日,朝ごはんが食べられかったので,
すっごくお腹がすいていたんですよ。そのせいでマネー
ジャーさんが買いに行ってたお弁当を待ち切れずに,先に
冷やし中華を食べちゃったんです。そしたらお弁当がすごく
おいしそうで,ああ,食べなきゃよかったって思いました(笑)。


【ジュンス】  ちっちゃい後悔ですね(笑)。


【ユチョン】  でも,そんなに大きな後悔ってないんですよ。もし,何か
後悔するような出来事があっても,あまり引きずらない。
前向きに行こうって考えるタイプですね。


―それは素晴らしいですね。


【ユンホ】   きっと僕らはみんなそういうタイプだと思います。
ジェジュンみたいな小さな後悔は別にして(笑), 
自分が選んだことに後悔しても仕方がないですから。


【チャンミン】 人間だから,残念だったなって思うことはあると思うんですよ。
でも,それをやり直したいとは思わない。今度は同じことを
しないようにすればいいと思います。


【ジュンス】  そうやって,みんな成長していくんじゃないかなって思いますね。





短い記事ですが,いかにも「東方神起らしい」コメントですね。
ユーモアを忘れず,互いの言葉をフォローし合い,誠実に答える。


インタビュー記事の出来栄えは,インタビュアー及び編集者の
力量を抜きにすれば,インタビューされる側の人間性に比例します。


日本の政治家のインタビューが往々にしてつまらないのは
嘆かわしいことです。


asahi.comの「どらく」というサイトに
「ひと インタビュー」というコーナーがあります。


毎回,各界を代表する著名人が名を連ねており,
さすがにどれも読み応えがあります。
ちなみに最新号は志村けんさんです。


いつの日か東方神起の登場を待ちたいと思います。

2009年6月30日火曜日

東方神起,タイ公演大成功!





所属事務所SMエンターテインメントのコメント。

「27日と28日(タイ時間)の二日間にわたり
タイ・バンコクのインパクト・アリーナで
東方神起のアジアツアー“MIROTIC in バンコク”が
行われた。会場はファン約3万2000人でいっぱいになり、
ヒートアップした」

2月のソウル公演と同じ構成・スケールで
行われ,チャーター便で音響・スクリーン・
ステージ装置などを空輸し、そっくりそのまま
再現したとのこと。

解散説がまことしやかに流れたりして
芸能界の虚々実々が見え隠れしましたが,
このタイツアーの成功は,そんな噂など
どこ吹く風です。


この蒸し暑い時期に連日の日本でのツアー,
テレビの収録など強行スケジュールをこなし,
そしてこの度のタイ公演。


いくら二十歳そこそこの元気な若者たちでも
疲れは蓄積していることでしょう。

Final のドームまでもう一息,
疲労からくるケガや事故など万が一にも
ないように,スタッフの皆さん,
どうか十二分にサポートをお願いします!

2009年6月25日木曜日

「すごいよ!東方神起」~東京フレンドパーク2~


「すごいよ!東方神起」」
司会のナベさんのひと言が
物語る今日のフレンドパークでした。


母が指折り数えて待ったこの日。

毎日毎日,雑誌のテレビ欄で
時間とチャンネルを確かめて
放送前からテレビに釘付け。


早速鹿児島の実家に電話し
母の感激の声を聴きました。


受話器の向こうの第一声は
「ふほほほほっほ~」(笑い声)
でした。

時計を見ては今か今かと
待ち焦がれ昼からスタンバイ。

至福の時を過ごした母は
日頃は一杯の晩酌が
今夜は焼酎3杯。

短歌も二首詠んでいました。

「ユノに乾杯!」
「みんなに乾杯!」といいながら
今もご機嫌です。

ユノの順番が回ってくると
肩に力が入って仕方がなく
ハラハラドキドキの連続。


番組の中のユノの青年らしい素顔や
メンバーや周囲へのさりげない気配りに
デビュー前後の人知れぬ苦労を重ね合わせ,
うれしかったり,かわいそうになったり,
泣いたり笑ったりの一時間だったそうです。



「日本のオモニ」[어머니]
いや「ハルモニ」[할머니]です。

2009年6月24日水曜日

東方神起,CMにカメオ出演


韓国のソウル市政府が,
観光客誘致のための
広報CMを制作。

09年の韓国ポップシーンを
代表するスター達を「端役」
としてカメオ出演させ,
注目を浴びている。

もちろん,我らが東方神起も
その話題の中心にいる。

CMは日本,中国,東南アジア,欧米の
4地域ごとに作成。
それぞれ異なるキャッチコピーのもとに
工夫を凝らした構成になっているらしい。


以下,東方神起のカメオ出演の内容です。

日本版・・・虹の噴水をバックにコンサート。
中国版・・・ヘアメイク・アーチストに変身。
東南アジア版・・・観光客のために世話を焼く裏方役。

中国でも人気沸騰のトンバンが,
いわゆる「チョイ役」で出演するのが面白い。

カメオ,日本風にいえば「特別出演」かな。
サービス精神旺盛の彼らのこと,
目立たぬように,でも目立つように
「キラリ光る演技」を見せてくれることでしょう。

一見の価値ありですね♪

2009年6月23日火曜日

BeeTV 東方神起のMOOLOG

時代です。

今年の3月に開局した携帯電話専用放送局「BeeTV」。
エイベックスとNTT ドコモの提携が話題を呼んだのは
記憶に新しいところです。


東方神起の福岡公演舞台裏と題したコンテンツに
惹かれて初めてアップしてみました。

う~ん,時代です。
昔,高倉健はスクリーンの中にしかいませんでした。
メディアはどこまで進化するのでしょうか。


初めてアフリカへ行ったとき,
飛行機の上から見る大陸の暗さに
胸を衝かれました。

唯一,真夜中でも明るかったのは
オイルマネーに沸くドバイの砂漠。

砂漠に延びる無人のハイウェイを
煌々と照らす街路灯が実に印象的でした。
誰のために何のために。


手のひらサイズのメディアを操る世界は
サハラ砂漠の只中にもあります。

情報が富と娯楽を同時に運んでくる時代に
なりました。有難いことではありますが,
はかないことでもあります。


創造力が時代をつくっていくのですけれど,
想像力の大切さを思います。

2009年6月22日月曜日

表参道,東方神起づくし


東方神起が、7月2日から6日までの期間限定で
表参道に参加型イベント会場を設置するそうだ。

題して<TOHOSHINKI PREMIUM SHOWCASE 2009 in OMOTESANDO>

会場は、「原宿クエストホール」と
「表参道ヒルズ 本館B3F スペースオー」の2ヵ所。

メンバーの3Dスキャン

村上ショージとのコラボグッズ

東方神起オリジナルの韓国風かき氷

ジャケット写真の合成

そのほかにもトンペンの心をくすぐる企画が目白押し。
東京人がつくづく羨ましい母である。

こうして日本でもますます人気者になっていく
トンバンシンギの若者たち。

ミュージックフェア―の「ぶっちゃけトーク」を
聴きながら思いました。

青年らしい屈託のなさと朗らかさに加えて
芸能人ずれしていない謙虚さ。

拙い日本語でおもしろおかしく
場を盛り上げようとする一生懸命さ。

ああ,これは今の日本の若者たちには
あるようでないなあ。

感覚的に楽しくしゃべっているように見えて
抑制の利いた礼儀正しさが垣間見える。


だからこそ76歳のおばあちゃんをして
ビギストたらしめるのでしょう。

関根勤さん,あなたのお気持ちもわかりますよ!

2009年6月20日土曜日

悲しみのMUSIC FAIR



いよいよ今日は待ちに待った
「MUSIC FAIR」のオンエアーです。

朝から鹿児島の実家に電話しました。

「ついにきたね!!」

「え?」

「今日よ今日,東方神起!」

「ええっ? あしたよ明日。」

「いやぁ,今日,今日,絶対土曜日よ!」

「違うよ,違う,エコ歌は明日よ。」

「エコ歌?ミュージックフェア―のことよ。」

「ミュージックフェア―?NHK?」

「いやいや,フジテレビよ,ほら恵さんが司会してる・・・」

「恵さん?」

「石ちゃんとコンビのほら,鹿児島出身の・・」

「ああ,ああ,あの・・・うんうん,・・・・んんっ?」


と,ここまで全くかみ合わなかった母と子の会話は
「鹿児島」というキーワードの元に一気に解決。

・・・・・ではなく,奈落の底へ急降下。
そう,ビオフェルミンですね・・・。


驚愕の新事実!(忘れていただけ)
有史以来,鹿児島ではMUSIC FAIR・・・・ないのです。



悲嘆に暮れる母のために
YouTubeで見つけたのがこの映像です。

音楽も表情も本当にきれいですね。

製作者の方に感謝します。
ありがとうございます!

「GyaO」東方神起のビデオクリップ配信


動画配信サービス「GyaO」が、
東方神起のビデオクリップ配信を
開始しました。

簡単な登録は必要ですが,視聴は無料です。
いまのところは次の3件。

東方神起「Stand by U(drama ver.)」
東方神起の切な系ラブソング第2弾! 
恋人との別れを描くPVで、田中圭が男泣きの演技を披露。




ウェディングソングTrack44
2作連続オリコン2位! アジア地区で絶大な人気を誇る、
東方神起の「Forever Love」を公開。



CLIP RING 200回記念!!Track21
シングル5作連続オリコン1位獲得!
東方神起のエッジーなエレクトロR&B「Survivor」。




「GyaO」の昭和TVという企画が気に入っています。

映画史に残る洋画&邦画はじめ、昭和を彩った
音楽やアニメなどを毎月約40本,無料で観ることが
できるのです。


例えば今月のラインナップは,
洋楽がボブ・ディランやレイ・チャールズ・・・・

シネマのトップを飾るのは「エデンの東」・・・


おお,ドラマは「燃えよ,ドラゴン」シリーズだ。
アニメは「おそ松くん」がずらり。

そして,なんと手に汗握る全日本プロレス
格闘シーンまで,昭和の守備範囲は万全です。



ああ,永遠のヒーロー,ジェームス・ディーンの
上目遣いの孤独な表情が年々若く見えるのは何故?

2009年6月15日月曜日

ウズベキスタンで韓流ブーム



『冬のソナタ』(視聴率60%)
『宮廷女官チャングムの誓い』や『朱蒙』,
かつて日本を席巻した韓流ドラマが,
今,ウズベキスタンに一大ブームを
巻き起こしているとのこと。


朝鮮日報によれば,韓流は韓国語学習へつながり,
主要9大学に正式に韓国語学科が設置され、
韓国語の授業を行う大学も24校に増えました。



ウズベキスタンといえば,ワールドカップアジア最終予選で
日本と対戦した,同じアジアの国です。


旧ソ連というイメージが強く,異質な文化圏のように
思われがちですが,韓流ドラマが受け入れられたのは
東洋的情緒を共有できたからだといいます。


「東方神起ブーム」の到来もそう遠いことではありませんね。


ウズベキスタンは中国のお隣でありながら
ヨーロッパにも隣接しています。
かつてシルクロードのオアシスだった国です。


アジアをまたにかけ,やがて世界へ飛躍していく
若者たちのトンバンロードになりますように。

2009年6月14日日曜日

“告うた”原曲チャート急上昇


東方神起が「呪文-MIROTIC」でカバーした
「Flower Lady」の原曲「Stay With Me (Always)」が
レコチョク洋楽着うたフルチャートで2位にランクイン。


カナダ・トロント出身のシンガーソングライター、
ドゥルーの1stアルバムに収録されているそうです。

6月24日リリース。


こうして音楽は西から東へ東から西へと
軽やかに国境を越えてゆく。


さて,今日は大阪城ホール最終日ですね。
抽選には漏れてしまいましたが,
母が一番行きたかったのがこの大阪城ホールでした。


青春時代を大阪で過ごした母にとって
「大阪で東方神起」は正に青春回帰だったのでしょう。


福岡でも広島でも母のような白髪頭のおばあさんは
かなり目立つ存在でした。


「だれのファンですか?」
左右前後に並んでいる孫世代の娘さんをつかまえては
片端から突撃インタビュー。

「ユンホです!」
と答えた方は,ここで逢ったが100年目。

相好を崩し,満面の笑みをたたえて,
母にとって「世界で一番話がわかる人」となります。


母の話し相手になってくださった
たくさんの心優しきトンペンの皆様,
この場を借りてお礼申し上げます。

ありがとうございます。
そして母が来年元気でまたツアーに行けたら
そのときはまたどうぞ宜しくお願いいたします。

MUSIC FAIR 21


6月20日にオンエアーされる東方神起出演のミュージックフェア―。

愉しみにしていた福岡,広島のツアーも夢のように終わってしまい,
また元のDVD生活に戻った母。


テレビの前でユノの真似をしながら踊っています。
とても76歳には見えません。
上手い・・・・・。
さすがは昔とった杵柄。


瞬発力と筋力の衰えを本気で嘆いてるのがすごい。
ユノのように踊るのが来世の夢なので,
今,ユノと比べて自分にないものを分析している。
無数にあると思うのだが,とりあえずは瞬発力&筋力らしい。


玉三郎の踊りをまねることはなかったのだが,
ユノのダンスは76年にわたる母の理想の頂点にある。
生きているうちにユノに会わせたいなあとしみじみ思う。



ミュージックフェア―をただひたすら待ちわびる
1週間になることでしょう。

2009年6月11日木曜日

「第11大栄丸」署名活動


「第11大栄丸」引き揚げの署名を集めるために故郷へ帰った母。

荷物を下ろした翌日から,東方神起を詰め込んだiPodを道連れに
村中を歩き回りました。

署名用紙を提げて一人先を急ぐ母を見て
次々に声を掛けてくれる村人たち。
過疎化の進んだふるさとに残るのは皆,お年寄りばかりです。
家族ともども漁に携わってきた人も多く,生月島の出来事は
他人事ではありません。
母の話に心をいため,涙ぐむおじいちゃん,おばあちゃんたち。

道の真ん中で,我もわれもと慌てて老眼鏡を探し
震える手でペンを握ります。
昔人ならではの流れるような達筆に感じ入りながら,
人の情けの深さに感激を新たにする母でありました。

こうして署名は最初の一日で目標の100人を超えました。

「明日は隣町の病院へ行くから看護師さんたちにもらってくるよ。」

「水くさい,わたしにも手伝わせてよ。」

協力を申し出てくれる人もあり,明日はまた郵便局へ
署名用紙のコピーに走るそうです。

2009年6月10日水曜日

「第11大栄丸」の引揚げに協力してください


東方神起のコンサートの余韻に浸りながら76歳のビギストは
今日,故郷の鹿児島へと帰って行きました。

大阪や東京ドームでの公演も気になっていたのですが,
急遽,予定を変更して帰郷したのは,ある出会いがあったからでした。

5月30日,福岡でのコンサートの下見に行く途中,
一人の女性の方から声を掛けられ書名を求められた母。

平戸沖で沈没した巻き網漁船「第11大栄丸」のご家族でした。
沈没船の引き揚げを求めるも,費用が膨大であるとの理由で
行政は動いてくれない,10万人の署名を目標にこうして福岡の
街に立っているのですというその方は,21歳の息子さんの
引き揚げを祈るお母様でした。

「ご遺体は見つかったのですか。」
「いいえ,船の中にいることは間違いないのです。船さえ
引き揚げてもらえれば・・・・」

涙ながらに必死で訴えるその声に,同じ子をもつ母親として
それ以上の言葉は要らず,署名活動に参加することを
約束してきたといいます。

この話を思い出しては目を真っ赤にしていた母は,
明日から自分の足でまずは100人の署名を集めると言い残して
ふるさとへ帰って行きました。

2009年6月9日火曜日

76歳のビギスト



石原裕次郎
坂東玉三郎
ペ・ヨンジュン
そして東方神起のユノ

我が家の壁を飾ってきた歴代の佳人たちである。

「なんといっても姿が美しい。」
昭和ひとけたの母が言う。

芸事を好み若い時分から槍を担いで黒田節を舞い,
越路吹雪が好きだった母は粋を愛する。

裕次郎と聞くだけで今も涙ぐむけれど,
うつせみの魅力には抗いがたい。
玉三郎のたおやかな所作に心酔し,
八千代座から南座までをひた走る。
韓流には先駆けて乗り,ヨン様グッズを求めて
明洞を丸二日歩き回った。
ヨン様のものごしの上品さを称賛し,
隣の裕次郎に「ごめんね」と言いながら
ひとまわり大きいポスターを貼った。

韓国ドラマに昭和の日本を重ねたのだろう。
儒教的精神を忘れていない青年俳優たちの清々しさを讃え,
ハングルを覚えて,食べたいものは韓定食というようになった。


そして・・・・
よもやまた,齢七十五を超えてから
こんな出会いがあろうとは(母の弁)。
東に神が起きたもうたのである。

日本舞踊の竹原はんさんにも傾倒していたが,
切れ味の良い今風のダンスが大好きで,
アイリッシュダンスに夢中になったこともある。
常々,日本の若手ではキムタクが一番で,
ナンバーワンはマイケルジャクソンだと言っていた。


そこへ東方神起である。
ユンホである。
今,人生のカウントダウンに入った母の生活は,
ほぼ100%ユノを中心に回っている。

なんと美しいことか。長くしなやかな手足,軽快なステップ,
どこからみても品が良く切れ味鋭い天才的なダンステクニック。
ああ,ユノのように踊れたら!

母の中で初めてマイケルジャクソンを超えたスターの誕生である。


福岡,広島と続いたコンサートを終え,生きがいも希望も潰えた母は
来年までは生きられない気がするという。
生まれ変わったら関根勤さんと一緒に東方神起に入るらしい。

2009年6月8日月曜日

東方神起とヒロシマ




真っ白な夕立が比婆の山からササーッと降りてきて,
東方神起を待つアリーナの屋根を舗道を濡らしていきます。
鯉城の堀割にさざ波が立ち,大田川にも幾筋か流れが見えます。

楠の若葉が雨に生き返って鮮やかさを増し,その間を傘の花が次々に咲いていく。
束の間の夏の使者。あっという間に空は明るくなり夕日が傾いていきました。

ホテルの窓から見遙かす広島の街はどこまでも静かです。


柔らかく西日は照らす時を超え
原爆ドームもアリーナも

戦知る母がときめくコンサート
平和の使者よ東方神起